アナグラのshinです。(前置きを飛ばしまくる)
自宅のデスク環境はノートパソコンをスタンドに立てて、画面は24インチのパソコンモニターに出力しBluetooth接続のキーボードとマウスを使って狭い机を有効に使える様に工夫しています。
以前は有線接続のHHKBを使用していたのですが、Bluetooth接続のキーボードを使った事が切っ掛けで有線だとバッテリー消費が激しい事に気づきました。(もしかしたら静電容量無接点方式で有線接続というのが、特別に消費電力が大きいのかもしれませんね。)
Bluetooth接続キーボードのバッテリー消費量は有線接続に比べて抑えめの消費量だった事からメインで使うようになった経緯があります。
しっかり検証した訳ではないですが、僕の使用状況だと有線接続の場合、1.5日から2日でノートパソコンを充電していたサイクルが、Bluetooth接続のキーボードだと2日から2.5日のサイクルです。
最近はノートパソコンを自宅でデスクトップPCの様に使う方や10インチくらいのタブレットにキーボードをBluetooth接続してノートパソコンの様に使う方が増えている、気がしてならない、そういう事にしてこの続きを進めたい……
僕の予想では1億人くらいの日本人が英語配列のBluetooth接続のキーボードを使いたい思っていてるんじゃないかと、信じる事にしました。 そう信じないとこのさき書き進められない。
一億人がこの記事を読んで「へぇ…」ってなればなと願っています。
一億総へぇ ですね。
ANKERのA7726
モバイルバッテリーで有名な「ANKER」ですが『A7726』は2000円ほどで買える安いBluetooth接続の英語配列キーボードです。
見た目は、むかし宇宙人といえばこんな肌の色してたよなぁ…… というシルバー感に白いキーでAppleの「Magic Keyboard」に寄せたデザインです。
「長州力」に対しての「長州小力」
「明石家さんま」に対しての「原口あきまさ」
「藤原竜也」に対しての「ガーリィ高井」
「カイジ」に対しての「伊藤こう大」
「Magic Keyboard」に対しての「ANKER A7726」といった感じです。
遠めに見るとアルミっぽさはありますが、近くで見て触ってみればすがすがしいほどのプラスチック感で「すごいカチャつきそう」という期待が高まります。
実際プラスチッキーなカチャカチャ音が特徴的で、目をつぶるとご主人様の帰りに喜んでフローリングの床を駆け寄る柴犬の姿が目に浮かぶカチャカチャ音です。(注:犬種、床材によって若干の違いがあります。)
打ち心地は、指に多少のたわみを感じるものの、しっかりとした負荷を感じるので、安いキーボードにありがちな軽くてペチペチとした打ち心地ではありません。
キー荷重が分からなかったので、キーが沈み込むまで硬貨を乗せて計ってみました。
何度か繰り返し試してみた所、約65~67gほどでした。 なるほど押し心地がしっかりしているはずですね。
Bluetoothのバージョンは3.0で、動作上の省電力化が進んだバージョンになります。
本体重量も軽く薄さもあり、OSも「iOS」「Android」「Windows」に対応していますので、タブレットやスマホと一緒に「ANKER A7726」を持ち歩いて、出先でちょっとした文書作成するのに使ってもいいと思えるのは壊れてもいいやと思えるからかもしれません。
2000円ですから。 壊れても「まぁ、しょうがないかな」と、心が少しも落ち込まない、そんなやさしいキーボードです。(作りは割としっかりしていますよ)
電力は単4電池2本で駆動します。 1日2時間程度の使用で3カ月以上持つそうなので、充電電池をもっていればランニングコストを抑えられますね。(電池は製品に同梱されていません。)
ちなみに、電源のON/OFFスイッチも本体裏面にあります。(切り忘れ注意)
英語配列のキーボードを使ってみたいけど、いきなり高いの買って合わなかったら? という不安がある方にも「ANKER A7726」は優しいです。
ちなみに、僕がこのキーボードを買った理由は「予備」です。
PerixxのPERIBOARD-805L
我がドイツの技術力は世界一イィィィ
ドイツの入力デバイス専門メーカー「Perixx」の小型で折りたためるキーボードです。
3500円程と値段が安いのですが、値段以上の価値を感じる良いBluetooth接続の英語配列キーボードだと思います。(2020年11月現在 少し値上がりしていて5000円程度になっています)
特徴がいくつかあり、その一つが折り畳み式です。
折りたたむと内蔵されたマグネットでくっつきます。 半分の大きさにする事でバッグの中で場所を取らず持ち運びしやすい上、開いた状態の時に真ん中から折曲がらないようにする為のロックを掛ける事ができます。
折曲がり防止のロックといっても、細い棒を一本通すだけの機構なので、強い圧力には耐えられませんが、膝上で安定させてタイピングするくらいは耐えてくれます。
次の特徴が、小型のアルミボディである事です。
硬質なアルミボディの為か小型でも重量は296gと「ANKER A7726」より重さがあります。
ボディの色は、昔 UFOといったらこんな感じの色だったなぁ、というシルバー感です。(ブラックもあります。)
コンパクトな見た目ですが、テーブルの上で開き、タイピングしてもズレたりする事なく安定します。
他の特徴として、3台までBluetooth接続の登録ができるマルチペアリングで「Fn+Y」「Fn+U」「Fn+I」で切り替えができる仕様です。
スマホとタブレットを一緒に持ち歩いて、出先で使用する時に2つの端末を並べて切り替えながら使用できるようですが、そういった使い方をしている人を沢口靖子さんが提唱していた「リッツパーティー」くらい見た事ないです。
個人的に嬉しい特徴として「静穏パンタグラフキー」があります。
「静穏パンタグラフキー」 今どきインディーズで探せばロックバンドにいそうな名前の機構ですが、タイピング音が静かなのは助かります。
休日のフードコートとかならいいのですが、静かな喫茶店なんかに立ち寄って少し作業するときにパチパチカチカチ音が大きいと人目が気になって作業に集中できません。 それでは聴いてください「静穏パンタグラフキー」で「パチパチカチカチ鳴らさない」最高です。
肝心の打ち心地は、コンパクトな見た目に似合わず指に重さが伝わり、しっかりとした「打っている感覚」が感じられます。
先ほどと同じ様に硬貨を積み上げて確認してみた所、キー荷重は約66~68gでした。
最後の特徴は、充電式リチウムイオン電池内蔵です。
端子はマイクロUSBでパソコンやACアダプターと繋いで充電します。 充電の際、ACアダプターなら1~2時間程度、パソコンに繋いだ場合は6~8時間程度かかります。)
1日に2時間使用すると40日程度使用できるそうですが、1~2週間に1回くらいのサイクルで充電していれば電池切れで困る事はありません。
OSは「iOS」「Android」「Windows」に対応しているのですが、メーカーの注意書きに『アップル製品にも接続可能ですが、本製品はWindows配列のため、一部のキーは、OS X と Windows とで動作が違ったり、ファクションキーは機能しなかったりする場合がございますのでご注意ください。』とのガッカリ要素があります。
アップル製品を使っている方には、持ち歩き用の簡易的な物として妥協した使い方がいいかもしれませんが、Android端末やWindowsパソコンを使っている方で、とにかく机の上に余計な物を置かずミニマリズムの極地を目指す場合にメインのキーボードとして使うのもありだと思います。
おわりに
ちょっと前まではBluetooth接続のキーボードやマウスは動作が不安定になる事が多いものだと決めつけて使用は避けていたのですが、最近は廉価品でも遅延やチャタリングも少なく動作が安定しているので、好んで使うようになりました。
机の上のケーブルが減るので、空いたスペースを活用しやすいし、ノートパソコンをデスクトップパソコンの様に使っているのでバッテリーの節約にもなるしでいい事尽くめだなと感じています。
とは言っても、Bluetooth接続のキーボードを使い始めた頃、安物に手を出して銭失いを何度か繰り返したのですが、記事で紹介したANKERとPerixxのキーボードは安くとも、Enterキーの反応が悪いとか、キーがペチペチスカスカだとか、バッテリーがすぐへたるといった致命的な問題が無かったのでレビューしてみました。
Bluetooth接続で小型のキーボードを買いたいけど、なるべく安く済ませたいといった方にも参考になればと思います。
ここまで記事をお読み頂き、ありがとうございました。
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