インナーイヤー型のイヤホンEDFIER P180』をSTH32の代わりに買ったらが予想外の高音質

アナグラのshinです。(安いのに音質がいいイヤホンを見つけた話です。 前置きを飛ばして本題に行くにはこちらをタップです)

音楽を楽しむのに音質の良さを求めるなら、カナル型のイヤホンが良いと思っています。

その一方でカナル型のイヤホンは耳栓の様に耳の穴に押し込んで装着する使用感から、長時間の使用には多少のストレスが伴う場合があります。

耳穴を密閉する遮音性の高さから外音は聞き取りにくくなり圧迫感を感じたり、外音が聞き取りにくいせいか誰にも呼ばれていないのに誰かに呼ばれたんじゃないかと後ろを振り返ってみても誰もいなかったり、インターホンが押された気がして玄関モニターを見ても画面は真っ暗だったり。

孤独感……

僕以外だれもいるはずがないのに、ずっと誰かの気配がするんです。

カナル型イヤホンを付けて音楽を聴いているから外の音はほぼ聴こえないはずだし、僕一人のはずなのにずっと誰かが話しかけてくるし、誰かがインターホンを鳴らしているのはなぜですか!!

ってなったらもう病気だと思うのですが、ごく稀にある事なので怖い。

あとカナル型イヤホンを長時間つけていると、少し耳が痛い。

そんな理由から安い「インナーイヤー型」のイヤホンも使っているのですが、主な使用用途は耳にストレスを掛けずにラクな気持ちで音を聴き流したい時です。

例えば寝る前にYouTubeをラジオ代わりに聴くとか、ラジコでラジオ番組を聴く、といった音質にこだわらない時です。

この用途なら付け心地がラクであればなにも問題ないので、そんな用途でソニーの“STH32”という「インナーイヤー型」のイヤホンを使っていました。

そのイヤホンが断線しかけているのか接触が悪く不具合が起き始めていたので、新しく買い直そうとしたらお値段が2000円台で安い!! と思ったら20000円台で桁違いの高額商品になっています。(2021年3月の価格です)

たしか僕のいた世界線では“STH32”は2500円くらいで買えたはずなのですが…… どうやらうっかり過去を変えてしまったせいで“STH32”が2500円で買える世界線から2万円で販売されている世界線へと辿り着いてしまったようです。

思い当たる切っ掛けが一切ないので元の世界線に帰る術も無く、僕はこの“STH32”が2万円台でしか買う事が出来ない世界線で生きて行こうと思います。

だいたいね、STH32の音質と機能性は2500円相当の性能ですよ。 それを2万円台で購入するこの世界線の住人はどうかしていると思います。

みなさん、これは“STH32”の価値を2万円相当だと信じ込ませる闇の勢力(転売屋)の陰謀です。

この闇の勢力の支配から逃れるのは簡単です。

“STH32”を2万円で買わなければいいんです。

僕はアナグラのshin。 “STH32”が2千円台で買える世界線から来た者です。 本当です。 あれは2万円も払う代物ではありません。

僕は奴らを潰す為、代わりのイヤホンを買いました。 値段は2412円(Amazon価格)で『Edifier P180』というインナーイヤー型のイヤホンです。

これが世界を変えるです。

音質は“STH32”の1ランク、2ランク上だと思います。

みなさんが“STH32”を買わなければ、闇の勢力は恐らく価格を下げるでしょう。

そしてその価格が2千円台になったとき、僕は元居た世界線に戻れた事と同じ、と言えるのではないでしょうか?

こんな話、もしかしたらみなさんは信じられないかもしれませんね。

今はたった一人のレジスタンスとして闇の勢力と戦う決意を耳に『Edifier P180』で音楽を聴いています。

いつか“STH32”が2000円台で買える…… そんな平和な世界へと変わる事を願って、ここにこのメッセージを残します。

これを読んでいるあなたへ。 その耳に付けた“EarPods”のパクリみてぇなイヤホンから聞こえる音にそんな価値があると思いますか?

左がEarPods。 右がSTH32です。

どうか目をさまs…… いや耳を澄ませてください。

……という妄想ができてしまうほど“STH32”の高騰がヤバい!!

そしてこの記事は『Edifier P180』が安いのに音が良い。 という記事になります。

『Edifier P180』の外観

チープな作りです。

音質には期待せずに、値段帯が2500円前後(EarPodsやSTH32と同じ価格帯)で付け心地がラクそうならそれで良い、くらいの気持ちで適当に選んだ『Edifier P180』ですが、予想外に良い物です。

Amazonで購入したのですが、価格は2412円(2021年3月購入時)でした。

外観はお世辞にもカッコイイとかスタイリッシュという訳には行きませんが、ファッション要素は一切もとめていないので、丸めた粘土みたいな見た目だったとしても気にしません。

昔ながらのドライバー部分が丸い懐かしい見た目です。

付属品はこのイヤホンカバーだけです。

付属品は、カメラに写す価値もない説明書類と、イヤホンに被せるスポンジのカバー1組だけです。

2412円ですから。 心に喜びや落胆の波は一切起きません。 凪です。

『Edifier P180』の音質

心置きなく雑に扱える、そんなお手軽なデザインとお値段。

不良品だったら一旦箱を砂糖水に付けてベタベタの状態にしてから送り返してやろうくらいの気持ちで音質をチェックしたのですが、予想外に音質が良くてビックリしました。

今まで使い込んだ“STH32”や“EarPods”と何度も聴き比べたのですが、全体的にクリアでハッキリとした音質で、伸びやかな高音を特徴に中音域、低音域もしっかりと聴けるので『Edifier P180』のほうが音質的に上を行く印象でした。

アコギやベース、バスドラム、ピアノなど、音を発すると響きがある楽器などの「音の残響」も感じられるので“STH32”や“EarPods”よりも音に立体感を感じます。

音の解像感や分離も値段の割によく「音楽を聴く」用途としても使える性能には期待していなかったぶん驚きました。

最初は音楽をしっかり聴くような用途で買ったつもりはなかったので、イヤホンカバーを付けずに適当に聴いたのですが、音質が予想外に良かった事もあり、ちゃんと聴き込む為にカバーを装着して改めて聴いてみたのですが––

やはりイヤホンカバーを付けると『Edifier P180』の音質を最大限に楽しむ事ができます。 というか付けないともったいないです。(音質が良いので)

カバーを装着するとイヤホン自体の装着感が高まる事に加えて、密閉性が増すのか、より音が良く聴こえるようになる為です。

このタイプのカバーは使っているうちに伸びきってしまい、ゆるゆるになって簡単に取れるようになり、最終的に失くしてしまうやつです。 もちろんいくら探しても出てくる事はありません。

だから買いました。 予備のイヤホンカバーを! もうこのイヤホンで音楽を聴く気満々です。

EAR-1333というイヤホンカバーを買いました。(400円くらいです)

画像のイヤホンカバーは『Edfier P180』に付属していたイヤホンカバーよりも厚みがあり品質の良い物で、付属の物より効果的にも上だった為、付属のイヤホンカバーはすぐに捨ててやりましたよ。

ちなみに、音質チェックはスマホに繋げて音量90%くらいで行ったのですが、大音量にしても音が割れたりしなかったので、気分を発散させたい時にガンガンに鳴らして聴く使い方も出来そうです。 が、盛大に音漏れはします。

電車の中など周りに人がいる環境では十分な音量で聴けないかもしれませんね。

ただ家でスマホの音ゲーや、switchのゲームをプレイするときに使う用途としては、音の遅延も無く、今まで使っていた“STH32”や“EarPods”よりも迫力のある音質で楽しめるので良い買い物だったなと思っています。

ちなみに『Edifier P180』も価格が高騰してきているのか分かりませんが、Amazon以外の(楽天やヤフーショッピング)サイトでは5千円以上の値段になっています。

Edfier P180
付け心地の軽いイヤホン
2021年9月現在
結局これも転売ヤーの手によって価格高騰しています。買わないでください。見物用に貼っただけです。

『Edifier P180』はリモコンマイク付きとリモコンマイク無しの2タイプ有

ちゃっちぃマイク付きリモコンですがあなどれません。

僕はマイク付きリモコンが有るタイプを買いましたが、数百円安くでリモコン付きマイク無しのタイプもあります。

リモコン付きマイクといっても非常に簡易的な物で、ボタン1つを何回連続で押したかで操作するタイプのものが付いているだけです。

  • 1回押せば曲の再生/停止。
  • 2回押せば曲送り。
  • 3回押せば曲戻し。
  • 長押しでスマホの音声アシスタント呼び出しができます。
  • 着信時は1回押しで 通話/通話切 です。

リモコンで出来る操作は以上になります。 ボリュームの 上げ/下げ が出来ないのがちょっと残念ですね。

通話品質について

通話品質については、このブログで取り扱ったイヤホンなどの通話が可能なものを検証する際に必ず通話品質チェックに協力してもらっている友人に協力してもらいました。

友人曰く––

「今まで聞いてきた中で一番聞き取りやすい」との事でした。

ソニーのWF-1000XM3やAVIOTのTE-BD21jなど、今まで聴いてきたどのイヤホンよりも通話品質は良いそうです。

有線接続の強みかなとも思いますが、EarPodsやSTH32よりも声が聞き取りやすく、雑音なども無いそうなので、ボイスチャットやテレワークでの使用を目的として使うのも良さそうです。

もちろん、こちらは友人の声もクリアにハッキリ聞こえました。

最近はテレワークの方が増えたせいか、リーズナブルな音声通話用のヘッドセットなどが売り切れ、手に入りにくい状況があるとかないとか……

今ならノーマークかもしれませんね。

おわりに

去年くらいにSTH32の予備を買っておこうかなと思い立って、調べたら価格が5000円くらいになっていて、値段が上がってきている事は知っていましたが、まさかあのまま上がり続けて二万円台まで高騰しているとは思いませんでした。

もうコレクターズアイテムの領域にはいってしまったのでしょうか?

たしかに、あのSONYがどこの馬の骨ともしれない怪しい中華メーカーみたいにEarPodsを安易にパクったようなイヤホンを出した最初で最後の商品かもしれないので、SONYの黒歴史という意味で今後価値が高まっていくのかもしれません。

だから僕は、STH32はもうしまっちゃおうと思います。 そしていつか「なんでも鑑定団」へ鑑定依頼をだすつもりです。

すこし断線しかけている僕のSTH32を98歳くらいになった 北原 照久さんあたりが震える手で鑑定してくれるんじゃないかと今から夢が膨らみます。

「これ……音出てないよ、壊れてるよ」

「北原さん、これちゃんと音でてますよ!」

「あぁ? あんだって?」

みたいな展開になったらと思うと胸が熱くなりますね。

ただ単に安いイヤホン買ったら思いのほか音質が良かったというだけの記事なので、良かれと思って無駄話を前置きに入れて一通り書いた所で「ブラウザバックされるなこりゃ!」と思いましたが、それを前置きからブラウザバックもせず、ここまで読んでくれた方……

僕はそんなあなたが大好きです。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

Edifier P180 も『闇の勢力(転売屋)』の手に落ちてしまいました。

この記事をアップしたあたりから値段は徐々に上がり始め、2021年9月頃には5千円~2万円という価格の高騰を見せています。

奴らは何がしたいのでしょうか? たかだか2千円程度の駄イヤホンです。 価格を吊り上げた所で他の物を探すか、その値段で普通に良いイヤホンが買える訳ですから「なんとしても Edifier P180 を手にいれよう!」ってなる訳ないじゃないですか。

駄菓子の値段が5千円になったら買います? 焼肉食いにいっちゃいますよね? ケンタッキーのバーレルを一人でいっちゃいますよね?

「それなりの音質」を「それなりの値段」で「手軽に手に入れらる」このバランスに価値があるのに、値段を吊り上げちゃったらそのバランスが崩れて何にも価値が無いじゃないですか。

あーーー駄イヤホンが2千円台で買える世界線が懐かしいな……

あの世界線では、芸人のクマムシが「あったかいんだからぁ第32章」をリリースして長年不動の人気だし、水沢アリ―が本物としてローラの方が「偽水沢アリ―」なんて言われているし…… はぁ、なつかしいなー。戻りてぇなー。

転売屋なんて―50度で凍らせた絹ごし豆腐の角で頭ぶつけて自分の血だまりで溺れてしまえばいいのに。

さて、気持ちを切り替えて別の物でも物色しますか! それが奴らに対しての対抗手段でもありますから。

Edfier P180
付け心地の軽いイヤホン
2021年9月現在
結局これも転売ヤーの手によって価格高騰しています。買わないでください。見物用に貼っただけです。
オーム電機 イヤーパッド
ブラック EAR-1333 (3組入り)
フカフカとした肌触りで耳からズレにくくなります。
安定する事で音も聞こえやすくなります。

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