作業効率を上げる便利なマウス! Microsoft プレシジョン マウス GHV-00007

アナグラのshinです。

今回もマウスの紹介です。(前置きを飛ばしまくる

以前の記事でMicrosoftのマウス「モバイルマウス KGY-00007」「 Arc Mouse ELG-00007」 の二つ使った事が切っ掛けで「プレシジョンマウス GHV-00007」を使ってみたい衝動に駆られてしまい、なかば勢いで購入してしまいました。

「プレシジョンマウス GHV-00007」 を1年ほど使ってみた感想は、伝統的でスタンダードなマウスならではの堅実な使いやすさがありながら、高い水準でのバランスと安定性を実感しています。

高価なマウスだと、ゲーミングマウスのようなボタンが多くついた多機能なものが候補に挙がるかもしれませんが、キーボードでのショートカットを多用する方に相性がいいように感じます。

というのも、プレシジョンマウスの機能性はシンプルにまとめられている代わりに、出来る範囲の事は高水準に行えるマウスで、『いぶし銀』といった印象だからです。

一年以上の長期利用後、改めてレビューした記事はこちら「ロジクール MX Master 3」に乗り換えて気付いた『Microsoft プレシジョンマウス』の良さ

作業効率が上がるデザインと機能性

相変わらずデザインと機能が分かりやすいシンプルなパッケージ

見た目の印象は、やはりモバイルマウスやアークマウスと違ってデカいです。

モバイル用途ではないので当たり前ですが、自宅やオフィスで使用する事を考えれば、高級家具のひじ掛けに手を置くような安定感があり、疲労の軽減に一役買っていると感じました。

色も揃えればよかったなぁ……

表面の質感や各ボタン類など見た目の高級感があり、センスの良いものを使っている気にさせてくれます。

ただ見た目だけのものではなく、全体のフォルムが人間工学に基づいた “エルゴノミクスデザイン” となっており、使用する上での疲労の軽減やハンドリングの良さで、道具としての水準の高さを感じます。

本体重量は138gでズッシリとした重さですが、マウス自体の滑りはよく、動かす時はスムーズで止める時はピタリと止まる使用感でした。

重量と滑りの良さとのバランスがよく、1㎜2㎜を動かすような微動を行う場合にもある程度は手の感覚に追従してくれます。(他のマウスを使って微動をしてみて気付いたのですが、3000円~7000円クラスのマウスと比べても微動した時の精度はプレシジョンマウスが上でした)

マウスの使用において重要な“手を載せて動かす”基本的な操作をマウス自体の形と重さによって、より良いものへと追究されている所には使えば使うほど恩恵を感じられました。(別のマウスを使うとより感じました)

この重量に関して余談になりますが、10円硬貨30枚でほぼ同じ重さになりましたので、手に持った重さを体験してみたい方の参考になればと思います。(硬貨はキズや汚れによる誤差があります)

電源スイッチの切り忘れ注意

プレシジョンマウスを裏から見ると–

左からセンサー部分、Bluetooth接続ボタン、電源スイッチ、と並んでいます。

センサーは「BlueTrack Technology」という技術で様々な素材の上でも高精度にトラッキングするそうです。

実際にガラスや、鏡ほどではない反射の強いテーブルなどでも使用してみましたが、問題無く使用できました。

Bluetooth接続に関しては、「スマートスイッチ」の機能を設定する事で最大3台の端末間をポインタの移動だけで切り替えられます。

一応、試してみようと試みたのですが、我が家にはノートPC一台しかなく、android端末とノートPCの2台接続でスマートスイッチを使用できるか実行してみました。 結果は「サポートされていない機器」とのエラーが表示されたのでWindowsPC間での使用しかできないかもしれません。(残念)

前から見ると自然に右手が乗る様に傾斜がついています。

バッテリー駆動でBluetooth接続と有線接続を使い分けできる

プレシジョンマウスはバッテリー駆動(最大3ヵ月もつとの事)で、本体のマイクロUSB端子から充電できます。

もちろん有線接続のマウスとして充電しながらの使用も可能なのでBluetooth接続ができない端末にも使える点で利用シーンが増える所もありがたいです。(職場で使おうとしても、シンクラ環境だったり、レンタルのPCでBluetooth接続できないパソコンの場合とか多いですからね……)

それにBluetooth接続だからといって特に精度が悪いとか誤動作が起きるという訳では無いですが、高精度な操作が要求される作業の場合などは、有線接続の方がより安定していると思いますので、接続方法が選べるというところはメリットとして感じました。

サイドボタンは使い勝手が良く、カスタマイズが豊富

ボタン類は必要最低限で押しやすい位置に配置されています。

ボタンはサイドの細長い3つのボタンと左右クリック、それとボタンとして押下できるホイールと、その手前にあるホイールの動作を切り替えるボタンの計7ボタン(ホイールも含めて)でマウスとしてはよくあるボタン構成だと思います。

左右のクリック音は普通の音量でカチカチとした音ですが、それ以外のボタンは音が小さく静かな場所や夜中でも周りに気にならない程度でなので、個人的には左右のクリックボタンも静音仕様なら良かったなと思う所です。

サイドは親指、薬指、小指があたる部分がラバー素材で若干ホコリが付きやすいですね。 ただ滑りにくいぶん操作性は良好。

サイドボタンの3つはデフォルトで左からブラウザの進むボタン、真ん中がタスクビューボタン、右はブラウザの戻るボタンになっています。

“Microsoftマウス キーボードセンター” のアプリをインストールすればこれまで紹介したマウス同様、自分好みの設定にカスタマイズできます。

充実のカスタマイズ性

僕はブラウザの進む機能は基本的に使わないのでエクスプローラーが立ち上がる様に設定し、タスクビューは「Windowsキー+V(クリップボード)」に設定していて楽な思いをしています。

マクロの設定もできるので、反復操作が多い方には嬉しい機能ですね。(※マクロにパスワードやIDなどの機密情報入力を登録しないでくださいね。 情報漏洩の原因になります)

それと、サイドボタンは下記の6項目は3つのボタン全てで割当可能な項目なのですが

  • キーの組み合わせ:(設定したキーボードのショートカット操作を割り当てられる)
  • DPIを上げる(任意に設定した数値で2~5段階でDPIを上げる【ループします】)
  • DPIを下げる(上記の下げる方向でループする設定)
  • 左右/上下スクロールトグル(ボタンを押下しながらのホイール操作が左右スクロールになる)
  • マクロ(特定の連続した操作を登録し実行可能)
  • 拡大鏡(ボタン押下でマウスポインタがある場所を中心に拡大表示される)

真ん中のボタンだけそれ以外に52種類ものカスタマイズ項目があり様々な使用用途での利便性向上が期待できます。

様々な用途に対応できそう。 ワクワクしますね!

便利な切り替え式のホイール

長細いボタンはホイールの動作感を切り替えるボタンです。

ホイールを回転させた時の動作をボタン一つで変えられる機能は快適です。 マウスホイールの好みって人によって回した時にコリコリ引っ掛かりながら回る派とフリーにスイスイ回る派で分かれてる印象がありますが、プレシジョンマウスのホイールはボタン一つでコリコリとスイスイを切り替えられます。

ちなみに僕はスイスイ派ですが、Excelデータを1行分づつ下へ下へと確認しながら作業しているときはコリコリホイールのほうが、不意にスイスイしちゃってどこまで確認したか見失う事が少なくていいな、と感じる時もありました。

しかしこの切り替え機能があれば、好みでも用途でも好きな時に切り替えできるので便利です。

今までもホイールの動作を切り替えられるマウスはあったのかもしれませんが、僕は初めての経験で、今後もこの機能があるマウスじゃないと使いたくないなと思えるほど便利です。

また、スイスイモード時、ホイールを弾く様に回転させると画面スクロールし続けるのですが、その際の加速度を感知して画面スクロールする距離とスピードが変わり、その動作もカスタマイズ可能なので画面スクロール操作を多用する作業が多い方にとっては使いこなす価値がある機能だと思います。

DPI値の設定幅が広いと利便性が上がりますね。

少し話はそれますが、DPIの調整幅は400~3200の範囲で調整可能なので、腱鞘炎持ちの僕にとっては高いDPI値に設定できるのがありがたいです。

低いDPI値だと手の動きに対してポインタの移動が少ないので手首への負担が大きく、また移動距離が足りなくてマウスを持ちあげ位置を戻しながらポインタを動かすような動作になり、より手首に負担がかかります。

高DPIに設定するとマウス本体を数センチ移動させただけでポインタを画面の端から端まで移動できるので、マウスを持ち上げたり手首を大きく動かさない分、痛みもなく楽に長時間の作業が可能です。

腱鞘炎の方や、仕事などで長時間のマウス操作が多い方は疲労軽減にもなるので高DPIでの操作に慣れてみてはいかがでしょうか?

高いDPI値にすると、少しのマウス移動でポインタが大きく動くので、微動が多くなるのですが、プレシジョンマウスだと微動による操作性も良いので助かりました。

感想とまとめ

2年以上使い続けた感想としては、手の動作の感覚に対してマウスが反応し、ポインタの動きに反映してくれる一連の作業に、道具との一体感みたいなものが感じられ、単純に道具としての質の高さを実感しています。

例えば、ある文章をドラッグ指定してからのコピー&ペーストなんてよくある作業ですが、あと一文字分指定範囲を伸ばす微妙な操作でも自分の感覚にしっかりついてきてくれます。

とても地味な事かもしれませんが、手の動きにマウスが応えてくれる、その精度が高いと言う事に大きな利便性を感じられたのは、他のマウスを使った時に強く感じました。

僕の使い方だと数ミリ動かす「微動操作」が多いのですが、他のマウスだと手の移動幅が少なすぎるのかマウスが反応せず、ポインタが動かない事が多々ありました。

動かないなと思ってもう少しと手に力を込めると、ポインタが意図せず大きく動きすぎてしまうんですよね。

自分に合ったカスタマイズができる。 地味な事ですが、マウスの本分は手の動きを画面上のポインタに伝える事ですから、そこのストレスや誤動作が減る事にプレシジョン(精度)の名を冠しているだけあって、一番のメリットだと感じました。

一応ゲームでの使用も想定している様なカスタマイズ項目もありましたが、ゲームよりは仕事や、画像、動画の編集などクリエイティブな作業での使用向きかなと思います。

最後に不満を言うのもなんですが、マウスキーボードセンターでのカスタマイズ内容を何種類か記憶して切り替えられる機能があれば良かったのになとつくづく思います。

あとtype-Cバージョンを今からでもいいから販売してほしい!

Microsoft様「プレシジョンマウスmk2」期待しております。

ここまで記事を読んで頂き、ありがとうございました。

Surface Precision Mouse
高い水準での操作性と安定感
2022年現在 新品は手に入りにくいみたいです。
中古では手に入るみたいなので、シビアな操作が多い方は一考の価値ありです。

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