ソニーのノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホン『WF-1000XM3』に通話品質が向上(まともになる)するアップデート(バージョン2.1.0)が2020年1月14日から配信開始されました。
その後、3月18日にもアップデート(バージョン2.3.0)の配信により音量操作の不具合が解消しており、ユーザーの不満や不安を解消してくれています。
以前は、恐ろしく難聴な人との会話を楽しめる通話機能といった感じで、伝言ゲームをするのにピッタリのおもしろ機能でした。
そんな通話機能を向上させるアップデートが配信されたので、旧バージョンを惜しみつつもアップデートしたのですが、問題なく会話ができる面白くもなんともない機能に成り下がってしまいましたね。
しかし『WF-1000XM3』の購入を検討している方で、通話品質の悪評が購入に踏み切れない理由の場合、その汚名は返上されていますので朗報かもしれません。
(これより、WF-1000XM3をアップデートし、通話をした様子を茶番劇でお伝えしますが、そんなの要らないからサクッと要点だけ教えて、という方はこちら)
『WF-1000XM3』をアップデートして通話してみました
まずはWhatsAppで友人を呼びだし、事情を話し協力してもらう事にしました。
「俺、わざわざお前の家に来る必要なくない? 電話すればよくない?」と意味不明な事を言う友人を無視して、僕は一旦外に出て電話を掛けます。
「も…もし、…え…r」
「途切れてて聞こえないけど」
「大丈夫、聞こえてるよ。 も…もし、…え…rって電波が悪い時の通話のマネしてみたから」
「紛らわしい事するなよ!」
「そっちの声は相変わらずクリアに聞こえるね」
「あ! お前の声もはっきり聞こえる。 何も問題ないね」
「えぇぇ…」
「なんで残念そうなんだよ。」
という具合に、全く問題なく会話ができる様になった事を部屋で待機している友人へ報告しました。
すると部屋で待機していた友人は「せめて俺に電話すればよくない? なんで呼んだの? 俺はなぜここで待たされてるの?」と怯えた様子だったので肩を叩いて落ち着かせました。
という茶番劇で通話品質が向上した状況をお伝えしました。
細かな通話品質
通話中、相手の声がハッキリと聞こえるのは相変わらずですが、問題の「こちらの声が相手にまともに届かない」状況はすっかり解消しています。
相手に通話の品質について尋ねましたが、声の途切れは無く、声が遠かったり、籠っている事も無く、普通通りに聞こえるとの事だったので、試しに『WF-1000XM3』の接続を解除して、通常どおりスマホのマイクで通話してみました。
結果は『WF-1000XM3』での会話も「スマホのマイク」での会話も差を感じないとの事なので、今回のアップデートを導入すれば、ハンズフリーイヤホンとしての目的も十分に果たしてくれます。
バージョン2.3.0のアップデート
2020年3月18日のバージョン2.3.0により以下の改善がされました。
- 音楽を一時停止中に、スマホから音量操作をしても反映されない事象の改善
- 一部のスマホで、意図せず音量調節バーが表示される事象の改善
- その他細かな不具合改善
音楽を一時停止中に音量操作をする事が奇跡的になかったので、2.3.0のアナウンスで初めて知ったくらいです。
「一部のスマホ」に該当していた方には、切実だと思います。 こういった不具合には早く対処してくれるとありがたいですよね。 それにしてもWindowsのイルカなみにウザい不具合があったんですね。
まとめ
今回は『WF-1000XM3』の“バージョン2.1.0”と“バージョン2.3.0”を導入して通話品質を確認しましたが、アップデートした事により発生した不具合など今のところ確認できていません。(使用機器はXperia1とWalkman A-105)
今後も使用を続ける中で、なにかしらの不具合を発見した場合は、こちらの記事に追記していきますね。
次はタッチ操作のカスタマイズがもっと自由にできる様にアップデートしてくれないかなー、と願うばかりです。
ここまで記事をお読み頂き、ありがとうございました。
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