【LDAC使用時にDSEE ExtremeがONにならない仕様(不具合?)の回避方法はこちら】
ここでは基本的な事は多くの方が知っていると思いますので、もう少し深く切り込んだレビューをしていこうと思います。
また、発売日までに3回ほどアップデートが入っているので、最新のアップデートを適用した上でのレビューになります。(2021.7.27 最新ファームウェア ver1.2.6)
と、その前に…
先に使用してみた全体的な感想をとしては「LDACでのDSEE Extremeを試したかった場合、購入は少し慎重になったほうがいい」という事です。
現状は、LDAC使用時「DSEE Extreme」が一部のAndroid端末では機能しない(機能しない事を確認できたのは3つの機種)不具合や、ウォークマン(NW-A106)でもストリーミング再生時に機能しない事が7月12日現在まで確認できています。
公式HPにはLDACでBluetooth再生する際、DSEE Exttreme でCD音源やMP3音源をハイレゾ級にアップスケーリングできる事と、再生機器の仕様によってはDSEE Extreme が無効になる事が明記されていますが、現在機能が有効になる機種が不明となっている状況です。
ただ、SONYがプロモーションを依頼したユーチューバーによる発売前レビューなどでは『Xperia1』を使用しながらLDACでDSEE ExtremeをAUTOにしつつ、どんなスマホでもDSEE Extremeでハイレゾ級の音質にする特徴があると発言されており、映像中でも対応の機種としてレビューしています。(動画でもこの時点ですでに機能していない事が確認できます)
接続優先設定のAAC接続なら確かに言う通りなのですが、その事なんでしょうか? なんだかモヤモヤしますね。
実際に手元にあるXperia1で動作確認してもLDACでDSEE Extremeは機能しない為、不具合の可能性が濃厚なのはXperia1のみという事になりますが、現状ではどの機種が使えてどの機種が使えないのか不明です。
いちおう現状での不具合回避方法はありますが、対応機種や対応する音楽ストリーミングサービスがわかるまでは慎重に購入を検討したほうが良さそうです。(音楽ストリーミングサービスについても対応していないものがあります、とだけ書かれています)
LDAC使用中、CD音源や圧縮音源などを再生した場合、左の画像の様に『LDAC』の表示の隣に『DSEE Extreme』の表示が出て機能がONになりますが、現状は通常使用だと右の画像の様に「LDAC」表示のみとなり「DSEE Extreme」が機能しません。(不具合の回避方法は下記にて記載)
それ以外にも細かな不具合らしきものが見られるので、改善されたのを確認してから購入する事をおすすめします。(通信の安定性もかなりばらつきがあるみたいですし……)
WF-1000XM4 バッテリーの性能と検証
購入する際にバッテリーの持ち時間が重要だと考えている方は、自分が最も使用するであろう設定でどれくらい再生できるか確認して検討すると失敗が少ないかと思います。
下記は公式のヘルプページでアナウンスされている設定による使用時間の違いを一覧にした表です。(タップで展開)
コーデック | DSEE Extreme | マイク【ノイズキャンセリング/アンビエントサウンド】 | 最大使用可能時間 |
LDAC | AUTO | ノイズキャンセリング ON | 3.5 |
LDAC | AUTO | アンビエントサウンド ON | 3.5 |
LDAC | AUTO | OFF | 4 |
LDAC | OFF | ノイズキャンセリング ON | 5 |
LDAC | OFF | アンビエントサウンド ON | 4.5 |
LDAC | OFF | OFF | 6 |
AAC | AUTO | ノイズキャンセリング ON | 6 |
AAC | AUTO | アンビエントサウンド ON | 6 |
AAC | AUTO | OFF | 8 |
AAC | OFF | ノイズキャンセリング ON | 8 |
AAC | OFF | アンビエントサウンド ON | 8 |
AAC | OFF | OFF | 12 |
SBC | AUTO | ノイズキャンセリング ON | 5.5 |
SBC | AUTO | アンビエントサウンド ON | 5.5 |
SBC | AUTO | OFF | 7 |
SBC | OFF | ノイズキャンセリング ON | 7.5 |
SBC | OFF | アンビエントサウンド ON | 7 |
SBC | OFF | OFF | 11 |
以上が設定による使用時間の一覧でした。
この一覧を見ると、設定による最短時間は3.5時間なので、個人的には少し使用時間が短いかなと思いました。
注意点としては 『AAC接続、DSEE Extreme AUTO、ノイズキャンセリングON』で最大6時間 となっていますが、実際には4.5時間ほどしか持ちませんでした。(Android端末にて確認)
全ての設定を確認したわけではありませんが、ほとんどの設定で公表通りの再生時間なのに 対し 『AAC接続、DSEE Extreme AUTO、ノイズキャンセリングON』 の設定だけ大幅に持ちが悪いので、今後のアップデートで解消する可能性はあると思っています。
ただ使用感としては、静かな環境で聴くならノイズキャンセリングはOFFでも音質に大きな違いはないと思っていますので、プライベートな環境なら使用時間を稼ぎやすいと考えています。
更にDSEE Extremeはハイレゾ音源を再生する場合、必要ないのでノイキャンと合わせてOFFにすれば使用時間が6時間に伸びて長時間 耳が幸せです。
いつか、何も気にせずに自分に最適な設定にしても好きなだけ使っていられるというのを夢見てますが、今はまだ使いたい時間に合わせて設定の調整が必要ですね。
追記2021.7.29
『AAC接続、DSEE Extreme AUTO、ノイズキャンセリングON』で最大6時間となっている所、実際には4.5時間程度 だった件はファームウェアのアップデート、ver1.2.6 でも4.5~5時間程度とあまり変わらずです。
イヤホンをケースで充電する時間
イヤホンのバッテリーが切れてからケースでの充電がどれくらいのスピードなのか検証してみました。
検証はイヤホンをケースにしまった後、こまめにアプリで残量を確認し、100%表示なるまでの時間を確認しました。
結果は約1時間だったのですが、20分後に確認した時には50%表示だったので、少しの充電時間でも十分な再生時間が確保できますね。
ちなみに、バッテリー切れのイヤホンを、バッテリー残量100%のケースに入れてイヤホンをフル充電した後のケースの残量は60%表示になりました。
両方のイヤホンを100%充電した時、ケースのバッテリー消費は約40%だったので、余裕でイヤホンを2回フル充電できますね。
ちなみにフル充電後、3日ほど放置してみたのですが、アプリでのバッテリー残量を確認してみても100%表示だったので、少し放置したくらいでは特に問題なさそうです。
WF-10000XM4の音質レビュー(WF-1000XM3と比較して)
まず、比較するにあたってWF-1000XM3がLDACに対応していなかったので『WF-1000XM4』も同じ条件になるように接続優先の設定で、コーデックを“AAC”にして聴き比べてみました。
手元にある『WF-1000XM4』は合計で50時間以上音を鳴らしているのですが、開封直後の音質は低音から高音までしっかり出てはいるものの、全体的に少し曇りが掛かったような印象があり、少し不満でした。(柔らかい印象といえるかもしれませんが)
ただ開封から20時間程度、音楽を鳴らし続けた所で曇りが晴れてきて音の輪郭がハッキリし始め、非常に良い音だと感じる様になりました。
もし、購入してハッキリしない音だなと思っても、捨てるのは待ってください。
ちょっと鳴らせば良くなると思います。
DSEE Extremeについて
コメント欄への情報提供のお陰で、不具合に対する回避方法が判明したので共有します。
ただしスマホの『開発者オプション』を有効にし、OSの動作に関わるステータス変更ができるメニューの一覧を表示します。その中から該当の項目を操作する必要がありますので、操作する際に「意図しない場所にいつのまにか触れていて、スマホの挙動が変わってしまったけど、どこをいじったのか分からない」なんて事にならないように、気を付けて行ってください。(どうか自己責任でお願いします)
変更をする前に、WF-1000XM4をスマホとBluetooth接続して、Headphones Connect を起動し、DSEE ExtremeをAUTOにしておいてください。(変更後や途中から接続すると手順がややこしくなります)
それでは以下になります。
・スマホの「設定」をタップ
・設定のメニューから「デバイス情報」をタップ
・「ビルド番号」を7回タップ(Androidのバーションによって配置場所がちがうので探してみて下さい。設定メニューの一覧にあったり“システム”の中にあったりします)
・するとスマホのロック画面になりますので解除してください。
・「これでデベロッパーモードになりました!」というメッセージがでたら準備は完了です。(Androidのバージョンによっては「これで開発者になりました!」とか表示されます)
・一旦「設定」に戻って「システム」をタップしてください。
・「システム」内の「詳細設定」をタップすればメニューが展開された中に【開発者オプション】があります。
・次に【開発者オプション】をタップすると、メニューの一覧が表示されます。
・その中の『Bluetooth オーディオサンプルレート』をタップします。
・「システムの選択」「44.1kHz」「48.0kHz」「88.2kHz」「96.0kHz」の中から選択できるので「44.1kHz」か「48.0kHz」のどちらか好きな方を選択してください。
・お疲れさまでした。 これでLDACを使用しながらDSEE ExtremeがONになります。
ただもう一つ注意点があります。 SONYの音楽プレーヤーアプリ「Music Center」で音楽を再生すると、なぜか【開発者オプション】の『Bluetooth オーディオサンプルレート』の設定が「96.0kHz」になってDSEE Extremeが機能しなくなってしまう事があったので、その場合は再度変更が必要になります。
再度変更後は「Music Center」でもDSEE ExtremeがONになります。(ただし、別のアプリで音楽再生後、またMusic Centerにもどるとサンプルレートが勝手に変わる事がありました)
以上がDSEE Extremeの不具合に対する回避方法になります。
情報をくれた名もなき人。 ありがとうございました。
これでCD音質の音源とか、圧縮の少ないLDACで伝送してDSEE Extremeでハイレゾ相当にアップスケーリングして楽しめます。
【上記の回避方法は、Xperia1(Android11)XperiaXZ2Premiam(Android10)XperiaXZ2(Android9)で確認検証をおこない、全て同様の結果でした。】
現状、DSEE Extremeの動作に不安がある状態でこの機能を使った音質に対するレビューを書くべきではないと判断したため、アップデートによる改善や、良品への交換対応など、何かしらの対応で正常に動作する事を確認できるまでは控えようと思います。
かわりに、ウォークマン(NW-A100シリーズ)を使っているケースでの、DSEE ExtremeがONにならない不具合の回避方法が分かりましたので共有します。
現在、ウォークマン(NW-A100)でもWF-1000XM4とペアリング後、SpotifyやAmazon musicなどのアプリで音楽を再生してもLDACを使用している限りDSEE Extremeが機能しない人がいると思います。
これは、開発者オプションを確認してみると、Bluetoothのオーディオサンプルレートが96kHzの設定で固定されてしまっているせいかもしれません。(開発者オプションから手動で切り替えができません)
この場合は、一度ウォークマンにプリインストールされているプレイヤーアプリ『W.ミュージックアプリ』を起動して、なにか曲を再生してください。
そうする事で何故か、本体のBluetooth オーディオサンプルレートが44.1kHzになり、オーディオビットが16bitに固定されます。
その後、ストリーミング再生すれば、DSEE ExtremeがONになっています。(Headphones Connectの画面でLDACの表示の隣にDSEE Extremeの表示が出ていればONになっています)
AACでの音質比較レビュー
音質に関しては低音から高音までしっかりと聴こえるフラットなバランスで、前の機種WF-1000XM3と大差ないと感じます。
ただ『WF-1000XM4』は音の響き方が繊細で深くなったように感じます。 印象としては幅広い楽曲を収録時の音質そのままに再現できるような作りなのかな? と感じさせる鳴り方だと思いました。
WF-1000XM3は音の鳴り出しが強く、響きは深く余韻を残さないので硬く歯切れが良く、エッジの立っている印象です。(あくまでWF-1000XM4と比較しての話です)
『WF-1000XM4』は音の鳴り出しがWF-1000XM3ほど強くないものの、音の響きが消え入る最後まで再現している印象で、それが聴いていて柔らかく繊細で奥行のある深い音に感じるのかもしれません。
WF-1000XM3ユーザーで“iPhone”を使用している方は通常の使用だとAAC接続になるので、全体的な音の印象が変わる事を念頭に検討する事をおすすめします。
ちなみに、AACだろうがLDACだろうが、一切ホワイトノイズなどの雑音が鳴らないのはいいですね!!
LDACでの音質レビュー
ここからは『LDAC』でハイレゾ音源(44.1kHz/24bit以上)を聴いた感想です。
先ほどのAAC接続での感想とほとんど同じです。
先ほどはWF-1000XM3との比較としての感想だったので『WF-1000XM4』は音の鳴り出しが強くないと表現しましたが、正確には「低音から高音まで、足並みが揃っている鳴り出し方」といった印象です。
この足並みの揃ったようなフラットな印象と、繊細で深く空間の広がりを感じる響きが『LDAC』では更に存在感を増します。(よりクリアに聴こえる事で、特徴が際立つ感じです)
この特徴は楽曲を聴くのがとても楽しくなります。
例えばですが、アーティストが楽曲を録音する際に低音から高音までのバランスを届けたい音質になるように調整しつつ録音していると思うんです。
ドンシャリでアゲアゲパーリィピーポーな感じを聴いてもらいたいとか、ピアノの高音の音がヒステリックに聞こえないような透明感のある優しい感じで聴いてもらいたいとか––
こういった“録音時の意図”みたいなものをWF-1000XM3と比べ、より感じられて様々なジャンルを聴くのが楽しくなるワイヤレスイヤホンだなと思いました。
今まで“LDAC”に対応した完全ワイヤレスイヤホンが無かった所に鳴り物入りでLDACを引っ提げてやってきた『WF-1000XM4』ですから、当たり前の事を言いますけど……
『WF-1000XM4』は“LDAC”で聴く事に価値があります。
僕らは完全ワイヤレスイヤホンで音楽を聴く時、どこか心の片隅で音質を諦めた妥協を抱えていました。 でももうそんな必要はありません。
接続が安定していれば……
WF-1000XM4の接続が安定する状況と途切れる状況(音質優先・LDACの場合)
期待値が高かったせいですかね……
激しくアゲたりサゲたりしてくれますよこの『WF-1000XM4』ってじゃじゃや馬は!
ウマぴょい伝説も最初の歌いだしでウマ娘が転んで、その拍子にセットが崩壊しはじめて、気づいたらBGMが「盆回り(ドリフのオチの曲)」になってる、くらい台無し。
せっかく高品質な音でどこでも何時でも音楽が楽しめると大喜びしていたのに……(再生機器側は音質優先設定です)
LDACで接続する場合は、アプリ(Headphones Connect)を使って『音質優先』に切り替えます。
家の中でテーブルに再生機器を置いた状態で座って作業しながらだと全く途切れません。
ですが、一歩でも外に持ち出すと途端に途切れ始めて止まりません。
「さか–さか–ぁ–かなー–たべー–るとー–(おさかな天国)」みたいな感じで等間隔に音が途切れ始めます。(調子良いと5~6秒毎、最悪な時は1~2秒毎に途切れます)
場所は人気もまばらな住宅街です。 田舎なので高層マンションが立ち並ぶコンクリートジャングルみたいな場所とは違い、多くの電波が飛び交うという環境でも無いと思います。
それでも途切れます。
Bluetooth接続はコンクリートの壁やガラス、人の体など、さまざまなものが障害の原因になるのですが、LDACによる大容量の無線通信だと少しの影響でも不安定になるみたいですね。
断続的な瞬断が起きる状況は、斜め掛けの鞄に『WF-1000XM4』とペアリングしたスマホを入れ、鞄を背中側の腰あたりに提げて歩くだけで再現できます。
Bluetoothでの通信は送受信する機器の揺れでも悪影響があるらしく、歩いたり走ったりして揺れる事に加え、鞄を背中側に回して自分の体が障害物となる事ですら、LDACで接続した場合では瞬断が断続的に発生するほどの影響があるみたいです。
実際に同じ状況で歩くスピードを上げるだけで症状が悪化しますし、腰に下げた鞄を手で持って揺らすだけでも瞬断が頻発します。
この状況を回避する為には、鞄のベルトを少し短くして体の正面側にもってくるか、鞄からスマホを取り出し、胸の前で手に持っていれば改善します。
距離が離れる事も通信に悪い影響があるので、イヤホンとの距離とスマホの距離を少し近づけるだけでも改善するんですね。
また屋外では途切れまくる状態でも、スーパーやコンビニなどの屋内に入ると途端に途切れなくなります。
おそらく、屋外というだけで何かしらの電波障害に晒されるのだと思います。 耳に付けた『WF-1000XM4』と腰に下げた鞄の中のスマホとの距離は約60㎝前後ですが、この距離でもLDACほどの大容量通信には影響があるみたいですね。
家の中ならドアを1枚隔てて3~4メートルくらい離れていても、何も問題ないです。
外出時にLDACで音楽を聴く場合は、屋内での買い物や、飲食店などを利用する時に使うのがよさそうです。
LDAC接続で途切れる場合の回避方法
上記までのLDACによる接続は再生機器側(今回はスマホ)の設定で『ワイヤレス再生品質』を「音質優先」にし、LDACの最高品質 96kHz/24bit に固定して再生した場合です。
この設定で途切れまくって音楽をまともに聴けないという方は下記の設定をしてみて下さい。
WF-1000XM4で出せる最高品質の音ではなくなりますが、CD音源並みかそれ以上の音質で接続性も向上させる事ができます。(ここではスマホでの流れで説明します)
- WF-1000XM4を機器とBluetooth接続します。
- スマホの設定から「機器接続」を選択(機種によっては「接続済みのデバイス」)
- 接続中のWF-1000XM4が表示されていますので、右の歯車マークをタップ。
- デバイスの詳細が表示されていますので「ワイヤレス再生品質」をタップ・
- 屋外で途切れる方は「音質優先」になっていると思いますので「自動」をタップ。
これで、LDAC接続時に通信状況が悪くなった場合、機器側で96kHz/24bit 以下に伝送量が制限され通信が安定します。(通信状況が悪くなると、44.1kHzくらいに制限されてる気がします)
WF-1000XM4の接続安定性(AACの場合)
アプリを使って接続有線モードにすれば『AAC』で接続できます。
この場合は安定して音楽を楽しむ事が出来ています。
特に書く事ないです。 WF-1000XM3とほぼ同じ安定性に感じます。
LDACの時と同じ状況でもAACなら途切れる事は稀でした。
このLDACとAACの通信安定性の結果が、僕の手元にある『WF-1000XM4』にだけ起きている個体差の問題ならいいのですが、仕様なら話がだいぶ変わってくると思うんですよね。
いろんな意味で……
と言う事で、これが仕様なのか、それともSONYも想定外の不具合なのか、はたまた本体アップデートで改善するのかわからないので、現在サポートへ問い合わせ中です。
回避方法や、不具合なのか仕様なのかなど、回答いただけた場合は記事に追記していきますね。
WF-1000XM4のノイズキャンセリング性能
『WF-1000XM4』のノイズキャンセリング性能は前の機種「WF-1000XM3」と比べて向上しています。
音楽を鳴らしていない状態でノイズキャンセリングONにした場合、空調や換気扇の音などは極小になり、外で激しく喧嘩している猫のフギャベギョニャベギョブ声も遥か遠くに聞こえます。
ちょうど、家の近く(10メートルくらい先の距離です)で解体工事をしていて、地面のコンクリートを砕くパイルバンカーみたいなやつで「ガガガガガガガガ」という騒音を鳴らしていたのですが、遠くで何かやってるな… くらいの些末事に感じます。
『WF-1000XM4』を外すと作業に集中できないくらい大きな騒音なので、そのギャップからノイズキャンセリング機能の強さを実感しました。
このノイズキャンセリング機能をONにした状態で音楽を鳴らせば、騒音は全く気になりません。
掃除機を使ってみたり、台所で皿を洗ってみたり、唐揚げをカラっと揚げて見たり(ラジバンダリ!)と、いろいろ生活のあらゆる場面で使って見たのですが、作業時に聞こえる音が全て音楽にかき消されるので苦手な作業(皿洗い嫌い)の苦痛が和らぎます。
また外で音楽を聴く時などに気になる風切り音ですが、アプリで「自動風ノイズ低減」という機能をONにすれば、音楽を楽しむのに邪魔にならないレベルまで“ゴーゴー”鳴る風切り音がかなり低減されます。(全く無くなる訳ではないです)
それとノイズキャンセリングONと“OFF”とで音質に大きな差が無いので、バッテリーの持続時間を延ばしたい場合は“OFF”でも良い音で音楽を聴けます。
ただ“OFF”の方が若干、音のぬけが良いきがしますが、ONとOFFでどっちが良いかというと好みの問題だと思います。
『WF1000XM4』はノイズキャンセリング機能が前の機種より強化されている事で、ランニングやウォーキング、自転車での走行などで併用するのは今まで以上に危険な行為と言えます。
外出中に移動を伴う場面での使用は『アンビエントサウンドON』でボリュームを抑えるべきです。(プレーヤーにもよると思いますが、スマホなら20~30%程度でアンビエントサウンドONなら音楽を流しながら周囲の音も聞こえます)
アンビエントサウンド
「アンビエントサウンド」は音楽を流しながら、周囲の音を取り込める機能です。
イヤーポッズなどのオープンイヤー型のイヤホンで音楽を聴いていると、密閉性が低いので周囲の音も聞こえますよね? あんな感じになる機能です。
もちろん再生する音楽のボリュームを上げすぎると「アンビエントサウンド」を使っていても音楽の音が大きすぎて周りの音は聴こえません。
オープンイヤー型のイヤホンを付けて音楽を聴きながら歩く時と同じ感覚でボリューム調整すればいいと思います。
この機能は、前の機種WF-1000XM3にも同じものがあるのですが『WF-1000XM4』と比較した場合、アンビエントサウンドで聞こえる周囲の音のボリュームが自然で大きく聞こえるようになったと感じられました。
鳴っている音楽に対して聞こえる外音が聞き取りやすくなったぶん、使える場面は増えたと思います。
あとWF-1000XM3と同様に「クイックアテンション」が『WF-1000XM4』にも実装されています。
操作は簡単で、L側のタッチセンサーをタッチし続けている間だけ音楽のボリュームが小さくなり、周囲の音を取り込みます。
ノイズキャンセリングをONにして爆音で音楽を楽しんでいる時、急に話し掛けられてもすぐに「いまなんつった?ああん?」と言って会話を始められます。 便利ですね。
スピークトゥチャットが便利
スピークトゥチャットはアプリから機能をONにしておくと、自身が発する音声に反応して、自動的にアンビエントサウンド(外音取り込み)がONになり音楽が一時停止する機能です。
タッチ操作を必要としない「外音取り込み機能」ですね。
発売前の事前情報では「咳をしただけでも反応する」と言われていました。 しかし発売日前に本体アップデートが入っており、それを適用した状態で使い始めたのですが、何回も連続で咳をしてみてもスピークトゥチャットがONになりません。(くしゃみをしてもONになりませんでした)
どうやらもう改善されたようですね。
ちゃんと「やあ!」とか「私だ」とか、ひとこと声を発さないとONになりません。
これならイヤホンを付けっぱなしでも、夏の高校野球で賭博するような奴らが集まる場末の汚ねぇラーメン屋で、たとえ油でベタベタのテレビの前をヤジが飛び交おうとも静かにラーメンが食べられるし、いつまでたっても出てこない餃子を催促する時に「すいません!」と一声上げれば 店主と罵り合いができます。
あとコンビニやスーパーなどで買い物する時など地味に便利です。
通話品質(ビームフォーミングと骨伝導)
声が聞き取りやすいです。
テレワークでも何の問題も無く使える通話品質です。
その理由は「ビームフォーミング技術」で口元の声を集中的に拾う機能と『骨伝導センサー』により発された声が“頭蓋骨”の振動で伝わる声の両方を捉え、どんな騒音下でも正確かつクリアに収音するそうです。
……みました? “頭蓋骨”の振動ですって。
じゃあどれくらい振動が伝わるのか知りたいので
カチカチに硬いせんべいを“かみ砕く音”
を通話相手に聞かせて、耳をビビらせてやろうと思います。
なにしろ硬いせんべいですから噛めば伝わる頭蓋骨の振動。 相手の反応が楽しみですね。
友人に電話を掛けて、お互いの近況などを軽く話した後、おもむろに厚めの硬い“せんべい”を一心不乱に噛み砕きます。
友人の感想は「すげぇ音がする」を連呼。 驚きで語彙力が木っ端みじんです。
どんな音だったか尋ねると『ゴバァ! ゴリィ! ゴロロォ!』みたいなデカい音がするそうです。
後に僕も相手にせんべい食べてもらって確認しましたが確かにうるせぇです。 比較の為にイヤホンを使わずに通常通りスマホの通話マイク越しにせんべいを食べてもらい音を聞いてみました。
スマホのマイクだと「バリっカリッ」みたいな音で、何か食べてるなーくらいの感じですね。
どうやらせんべいを食べながら『WF-1000XM4』で音声通話はやめた方がいいです。
それと余談ですが、ビームフォーミングは口元に手を持ってくると相手に声が小さく聴こえて聞き取り難くなるようなので、喋りながら口元に手をやるクセがある人は注意が必要です。(マイクの指向性を遮られるとダメみたいですね)
片側のイヤホンだけでも会話がクリア
音楽ももちろんですが、通話も片方のイヤホンだけで使えるので、試してみました。
結果は、左右どちらのイヤホンのみでも、両方付けて会話する時と聴こえ方が同じだそうです。
これなら長時間の通話も可能ですね。
例えば、片方のイヤホンで長時間会話をして、バッテリー切れになりそうになったら、一旦もう片方をケースから取り出します。
そうすると、スムーズに接続されるので、バッテリーが切れそうな方のイヤホンをケースに戻します。
このサイクルで相手を寝かさずに一晩中グチに付き合わせる事も可能です。 本当に便利ですね。
ノイズアイソレーションイヤーピースの付け心地
柔らかめの“ヘッドフォンのイヤーパッド”みたいです。
そうか! これは“耳に入れるイヤーパッド”なのか。
という感じです。
よくあるシリコンのイヤーピースと比べて、耳穴内の負担はかなり軽いと感じます。
今回の検証で1日6~8時間ほど耳に付けているのですが、イヤホンのハウジングが当たる部分は痛くてしょうがないのに対し、耳穴はまったく痛みが出ないので鼓膜が喜んでいます。
(ちなみに、ハウジングが当たる耳の部分が痛いという話は、単純にWF-1000XM4のキメすぎだと思います)
2021年9月8日 追記
なんとなく、シリコン製のイヤーピースと違って、耐久性は低いような気はしていましたが、使用期間2カ月目にして細かなひび割れのような劣化が見られるようになりました。
まだまだ普通に使えますが、毎日使用すると長くは持ちそうにありませんね。 予備を購入しておいたほうがいいと思います。
YouTube、NETFLIX、Amazonプライムビデオ、などの動画視聴
なんの問題もありません。
遅延など感じません。
遅延を認識する為には、それを認識する為に長く苦しい修行を重ね、苦しみを乗り越え高みに至ったその時に気づくかもしれません。
それはもう、暇を持て余した、神々の、遊び。
もう全然遅延とか気にならないし、映画とか迫力ありますよ。
イヤホンとしては割と音場の広さを感じるので、映画鑑賞にも向いていると感じました。
置くだけ! Qi充電に対応
置くだけで充電できるのはラクなのですが、Qi充電は発熱が気になりますね。
Qi充電の台に置いている間、ずっと発熱しているので、充電が完了しても取り忘れて置きっぱなしにしていると、バッテリーの劣化を促進する気がして有線接続での充電がメインですが、Qiの方が圧倒的にラクです。
ただ有線と比べて充電速度が遅いので、充電のスピードを取るか、置くだけ充電の気軽さを取るか、といった選択肢が用意されている感じですね。
(僕はスピード重視なので有線派です)
悪い所や不具合など
あくまで僕の手元にある現物では、の話になるのですが、現状判明しているものになります。(2021年7月27日 バーション1.2.6へアップデート済みの状態です)
- Android端末だと(Xperia 1、XZ2premium、XZ1で検証)音質優先の設定でLDAC使用の場合、圧縮音源などオフライン/オンライン再生関係なくDSEE ExtremeがONにならない。 また、ウォークマンNW-A106でも純正アプリ「W.ミュージックアプリ」を一度起動し曲を再生しないと、DSEE ExtremeがONにならない。
- 音楽を流さずにノイズキャンセルONにしていると「ブォン……ブォン」みたいな唸りを感じる。(バーション1.2.6にて改善。発生しなくなりました)
- イヤホンをケースから取り出すタイミングで3~4回に1回は左右どちらかの操作が不能の時がある(イヤホン本体のリセット、再生機器の再起動、アプリの再インストールで改善しましたが、今でも稀に発生します)
- 連続してタッチ操作をしていると、稀に操作不能になって接続が切れる事がある。(イヤホン本体のリセット、再生機器の再起動、アプリの再インストールで改善しました)
- 稀に左右どちらかのイヤホンの音が鳴らなくなる事がある。(急に電源がOFF/ONしているようです)
- LDACで接続した場合、屋外で歩きながらの使用は音が途切れやすい(スマホなどの再生機器を手に持てば改善します。 ただこういうものなのかもしれないと思ってます)
- 音声アシスタント(Amazonアレクサ)を使用していると、通信が不安定になる(僕のものでも試しましたが再現できませんでした。しかしSNSにて多数の報告がみられます)
- アプリのイコライザーの効き具合も正常か怪しいですねw 恐らくですけど、再生機器側のイコライザーが効いているとアプリ側のイコライザーの効きが悪くなる?(なんか再現方法がわかりません。 普通に効果を感じられたり、逆に音圧がしょぼくなったりします。検証中)
上記の事が初期不良なのか仕様なのか不明ですが、イヤホン本体のバグやアプリのバグであって、今後のアップデートで改善する可能性もあると思っています。(スマホの機種別やAndroidのバージョンでも違いがあるかもしれません)
しばらくは様子を見ながらこのまま使い続けるつもりですが、一応サポートにはこれらの症状を報告し回答を待っている状況です。
このような不安要素を抱えているものの、肝心な音質自体はすこぶる良いので、そこをどうとらえるかですね。
おわりに
耳が地獄。
WF-1000XM4のキメすぎで耳がすんごい痛いです。
でも新しいガジェットてワクワクするしイジリ倒すのは楽しいですね。
そうは言っても音楽って聴きたい時に聴きたい分だけ丁度いい音量で聴くのが一番いいって痛感しました。
音楽を聞かせ続ける拷問、というのがあるらしいです。 今回はまさにそれに近かったです。
今はかなり加筆修正して、記事の内容が結構変わったのですが、最初は公式のヘルプページに最大再生時間の一覧がある事を知らなかったので、実際にバッテリー切れになるまで再生して確認していましたwwwwwwwwwwwww
レビューするにあたって、自分の意思に関係なく毎日毎日ひたすらイヤホン付けて音楽聴き続けましたから……(音量を割と大き目に設定していたのがきつかったんだろうと思います)
途中いやになって、何度も音楽を止めてイヤホンを外そうと思いました。
イヤホンはずして音楽流しっぱなしにすればいいじゃん? って思うかもしれませんが、イヤホンを外しても音楽が流れる設定に変えても、しばらくの再生のあと電源が落ちるんですよ。
だからずっと付け続けないといけませんでした。
バッテリーの検証も最初の1時間の減り具合から推測すればいいじゃん? って思いました? そうですよね。
でもバッテリーによっては、使い切って満充電するサイクルを数回繰り返すことで本来の性能が発揮される物がある、という情報を見つけてしまったので、今回それも試してみたかったという所があった訳です。(DSEE Extremeの不具合が切っ掛けで全部まぼろしになりましたけどね)
もうね、なんか、途中、大好きだったビースティ・ボーイズが嫌いになりそうでした。(良い感じにローファイなので聴き比べに流しまくってたせいです)
なにはともあれ、急いで今すぐ買うようなモノじゃないなと思いました。 というのもTwitterを覗くと、それなりに不具合報告があり(特に途切れに関して)その具合もバラつきがあるようで、品質に不安がある初期ロットを33000円で買うより、しばらく待って、価格も品質も落ち着いた時に必要なら検討する、というのが買い時かなと思います。
それにアップデートで不具合が解消してからのほうが安心ですよね。
ただSONYの最新技術をいち早く体験できるというロマンを求める方は止めません。 さぁ一緒にSONYの「完全ワイヤレスイヤホンガチャ」を回しましょう! 今なら祭りに間に合うぞ!
(はぁ……この記事…… 加筆修正が多くなりそ)
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
愚痴らせて下さい。
今回WF-1000XM4を発売日に入手してから、毎日楽しくいじって遊んでたんですよ。
そしたら、DSEE Extreme AUTOにしてもLDACだと変化がないから「この機能はAACだったら変化が感じられて使う価値あるけどLDACだったら使わなくてもいい。おまじないみたいなもの」的ななレビューを書いてアップする予定だったんですよ。
しかも変化を聴き分ける為に何回も何回もなんかいもなんかいもないfじゃsjdふぁsdjふぉあsんf ……再生開始2~30秒くらいの所を曲を変えたりしてみながら2~3時間ききまくってました。
それで「ダメだ。 聴き分けられない」と思いつつも、DSEE ExtremeってAIがなんやかんやして音よくするって機能だから、ある一定以上に音質が良い楽曲には効果をかけないみたいな動作でもあるのかな? くらいに考えていたんですよ。
でもMP3(64kbps)のグズグズ音も変わってる気がしないんですよね。 (LDACだと)
んで、ずっと聴いてたら「あ! なんか…… 変わってる、かも? あ! 変わってる!! ?」
みたいな変なゾーンに入った訳です。 だから“おまじない”って書いたんですよね。
そしたら掲載直前ですよ。
文章を全部書き上げて(すんげぇ長文)掲載画像のチェックをしていたら、ウォークマンの画面にはLDACの表示の隣にDSEE Extremeの表示があったりなかったりするし、スマホの画面にいたってはLDACの表示だけで、DSEE Extreme の表示が、一切ない訳ですよ。一切ないわけですよ。
やっべぇ! 設定ミスったまま検証してたバカじゃん! とか思って慌てて確認したらやっぱりDSEE ExtremeがAUTOになっててもスマホじゃONにならないんですよ。
だから変化がないんじゃなくてマジでONになってない本当に音質が良くなる気がする“おまじない機能”でやんの。
もうその後はWF-1000XM4の機能についての検証とレビューじゃなくて、不具合の確認と回避方法の検証ですよ。
細かな不具合らしきものもちらほら見られるし、なんか変に細かい気を遣いながら使用しているので、WF-1000XM4を介護している気分なんですよね。
「おじいちゃん、あるける? これじゃダメなの?」
「せーので立ちましょうか? せーの! あらあら靴脱げちゃった、一旦すわって靴はきましょうねー」
みたいなやりとりをWF-1000XM4とずっとしている訳ですよ。 恐ろしいでしょう?
そんな僕が今なにをしているかと言うと、介護業界で言う所のケアマネージャーに報告(サポートに報告)です。
WF-1000XM4はポテンシャルが相当高いとは思っているので、今は歴戦の老兵をSONYからお預かりしている状態なんだと思う事にして大事に大事に扱っています。
音質や見た目のデザインなどクオリティはとても気に入っているので、1日でも早く不具合が解消されて、1日でも早く必要とする方に良品が届くように、ケアマネに丁寧な報告書を送ろうと思います。(一部の不具合は報告済み)
だって使いたいもん。 良品を!
愚痴にまで付き合って頂きありがとうございました。
スマホ側のDSEEが悪さしてる…とかではないですかね。もう試してたらすいません。あと、開発者オプションからLDACのビットレートを下げてみたら DSEE がオンになったって話も聞いたのでそちらも試してみてほしいです
貴重な助言ありがとうございます。
端末側のDSEEはOFFにしていましたが、開発者オプションでサンプルレートを48kHz以下に設定するとDSEE ExtremeがONになりました!
まだXperia1のAndroid11でしか確認していませんが明日にでも別の端末で色々いじって遊んでみますね!
恐らくですけど、DSEE Extremeは最大96kHz/24bitにアップスケーリングする機能なので、再生した音源が例えMP3のような圧縮音源であっても、LDACによる96kHz/24bitの伝送をした時点でDSEE ExtremeのAIがアップスケーリングが必要ない物と判断している、という事なのでしょうか?
だとすると何故ウォークマンではDSEE Extremeが機能するのか(正常動作ではないですが)良く分かりませんね(;’∀’)
更に言えば96kHz/24bit以上の音源を再生していても機能がONになってるのも辻褄あわなくなっちゃっいますね。
もしかしたら、ウォークマンのほうはONになったらなりっぱなしの不具合なのかも……
なにはともあれ公式ではCD音質の音源をLDACで伝送する事でロスなく伝送しDSEE Extremeでハイレゾ相当にアップスケーリングすると明記していますから、いま慌てて直していると思うんですよね。 だからアップデートが来るまでは手動ですね(笑)
ただ、サポートからの返答は原因不明だから時間かかるって言われているんですよね……
こちらでも何か分かりましたら、ブログ本文に追記しますね。
情報ありがとうございました。
WF-1000XM4のLDAC通信ですが、スマホによって大分違うと思います。
Galaxy Z fold2だとLDACでもほとんど切れません。(1時間に2,3回程度は途切れる)
Xperiaは昔からBluetoothオーディオの通信が安定しない(再起動直後はちゃんと繋がるのに、1日程度で音飛びが酷くなる)ので、送信側のスマホの性能が影響しているのではないでしょうか。
コメントありがとうございます。
LDACの検証については、切り分けのために一応
他メーカーのスマホでも接続の安定性を
チェックしたのですが、途切れる設定と状況、途切れ方が同じでした。
念のためLDACに対応した別のオーディオ機器でも接続チェック(同条件)しましたが、
途切れるような事は無かった為、僕の持っているWF-1000XM4 特有の症状のようです。
接続優先(ベストエフォート)の設定にすれば途切れませんが、その場合 ビットレート/サンプリングレートを低下させているので「どこでもどんな時も最高音質」のロマンはやぶれてしまいました。
昔のXperiaってBluetooth不安定だったんですね。
僕はXZsからXperiaユーザーなのですが、今の所 Bluetooth接続自体が不安定になる経験はないですね。
毎日6~8時間 Bluetooth接続で音楽聴いてますが絶好調です。
1~2回瞬断するかしないかといった程度で再起動が必要になった事もないですね。(XZ1を除いては)
ただ僕のXZ1ハズレ個体のようで一週間に一回くらいは再起動しないと不安定になる事がたまにあります。(Bluetoothというよりは端末の動作じたいが不安定になります)