アナグラのshinです。(5時間使用したレビューはこちら)
『TE-D01m』が2020年の11月28日発売で、現在予約受付中です。(11月中旬の発売から変更になりました)
価格は税込12375円。(Amazon価格)
そして予約が殺到しているのか、発売日到着分は売り切れになっている所もあるようで、人気の高さが垣間見えます。(10月16日時点)
ネットで予約する際の注意点として、販売元が『AVIOT公式ストア』のサイトで予約しないと保証が受けられないそうなのでお気をつけ下さい。
この記事では『TE-D01m』のスペックで、個人的に「使用感に影響しそうだな」と思う部分について特に期待している部分をレビューをしていきます。
TE-D01mのスペック概要
ドライバー | φ6mmダイナミック型 |
感度 | 93±3db |
インピーダンス | 16Ω |
最大入力 | DC5V/500mA(Max) |
通話用内蔵マイク | Qualcomm cVc8.0ノイズキャンセリング |
バッテリー容量 | イヤホン片耳50mAh/ケース500mAh |
最大通話時間 | 6時間 |
最大連続再生時間 | 10時間 |
イヤホン本体 充電時間 | 約1.5時間 |
充電ポート | USB Type C |
防水規格 | IPX4 |
Bluetooth version | 5.2 |
Bluetoothマルチペアリング | 4デバイス |
対応コーデック | AAC,SBC,Qualcomm® aptX™ ,Qualcomm® aptX™ Adaptive |
対応プロファイル | A2DP,HFP,HSP,AVRCP |
以上が『TE-D01m』の基本スペックですが、一般的な利用シーンを考えると、押さえる所は押さえてくれている使いやすそうな印象ですね。
アクティブノイズキャンセレーション搭載への期待
別のモデルになりますが、AVIOTの完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01d mk2」はイヤホンの形状や素材、フィット感など物理的にノイズをカットする「パッシブなノイズリダクション」の効果が高く、イヤホンを装着しただけで、相当な中~高音域のノイズを軽減してくれている印象をもっています。
ノイズキャンセリング機能はイヤホン本体そのものの、物理的で受動的(パッシブ)なノイズリダクションと、低音域のノイズを軽減する電子的でアクティブ(能動的)な二つのノイズキャンセリング機能を合わせて実現します。
AVIOTの作るイヤホンの形状に高いフィット感と、遮音性を「TE-D01d mk2」に感じていたので、パッシブノイズリダクションの効果の高さには『TE-D01m』に対しても期待しています。
その上で、低音域のノイズに対してもアクティブノイズキャンセレーションで軽減する「マイルドANC」と呼ばれる機能が搭載されるとあって更に期待が高まっています。
静寂とまではいかなくても、軽く聴き流しながら作業する際に小さな音量でも雑音が気にならないくらいだったら良いなと思っています。
バッテリー持ちの良さへの期待
バッテリー持ちに関しては、高音質なコーデックとノイズキャンセレーション機能の併用を想定しているので、メーカーさんが前面に押し出している持続時間の7~8割程度だと常々考えています。
『TE-D01m』はイヤホン単体で10時間、ケースでのチャージ込みで50時間という事なので、僕の使用状況ではイヤホン単体で7~8時間、ケースでのチャージ込みで35~40時間くらいかなと考えています。
AVIOTの公式ホームページで本体の大きさを見た印象ではコンパクトなサイズに感じるので、サイズ感に対してバッテリー持ちが良いという事を期待している僕にとっては、十分な持続時間だと思っています。
一週間サイクルでケースに充電するぐらいなら丁度いいなと期待しています。
アンビエントマイク(外音取り込み機能)への期待
『アンビエントマイク(外音取り込み機能)』はイヤホンを付けたままでも、搭載されたマイクで収音した外音をイヤホンのドライバーから聞く事ができる機能で『TE-D01m』にも搭載されます。
期待しすぎだとは思いますが、イヤホンを付けていない普段通りの状態で聞くのと近い感覚で周囲の音が聞ければいいなと思っています。
そこまでではなくとも、アンビエントマイクON時の風切り音が入りにくいマイク位置や何かしらの工夫がされている事を期待しています。
(TE-D01d mk2は他社の外音取り込み機能を持ったワイヤレスイヤホンと比べて、マイク位置のせいなのか風切り音が少なかったので快適でした)
テレワークでの通話品質向上への期待
最近はイヤホンのマイク機能が、テレワークやオンライン授業での使用が増えた為か注目が集まる所だと思います。
そんな中、通話品質を高めるため米国knowles社製のマイクを搭載しているとのアナウンスは頼もしいですね。
knowles社を調べて見ると1946年創業で、高性能マイクを作り続けているメーカーの様です。
今まで、音楽を聴く分には不満のないワイヤレスイヤホンでも通話となるとイマイチなものが多かった印象なので、通話に関してもクオリティを上げようとしている動きは期待が高まります。
僕はテレワークをしませんが、重要な通話をこちらからする時は、自分と相手ともに聞き取りやすくなるように心掛けている為、マイク付きの有線イヤホンを持ち歩いています。 音質が安定しているのがその理由ですが、『TE-D01m』が安定した品質で通話可能なら、有線イヤホンを持ち歩く必要がなくなるかもしれないと期待しています。
あとは、ゲームでスカイプなどを使ってボイスチャットをする機会が多いので、この機会にワイヤレス化できたら良いなと思っています。
最新コーデック aptX Adaptiveへの期待
電波が飛び交う街中で通信が混雑する状況では、途切れない様に音質を低くして通信を維持したり、安定した通信環境の中で高音質な楽曲を聴く時はデータの転送量を増やしたりと、音楽を聴く状況に合わせて、高音質と接続安定性のバランスを保ってくれるのが『aptX Adaptive』なるもののようです。
ですが『aptX Adaptive』に対応している機器を僕は持っていません。
最新のコーデックらしく、2020年現在 対応している機器はまだ少ないようです。
ただ、従来の“AAC” “SBC” “aptX” に対応しているので、手持ちの機器で問題無く使える事にくわえ、今後『aptX Adaptive』に対応する機器が増えて行くと予想すると、最新の機器にもスムーズに移行できるのでメリットとして期待しています。
Qualcomm社製の最新SoC QCC3040への期待
Qualcomm社製の最新SoC『QCC3040』は“TrueWireless Mirroring” と “ロールスワッピング”の機能をもっています。
ロールスワッピング
ワイヤレスイヤホンは、片方のイヤホンが親機として、スマホやDAPなどとBluetooth接続するのですが、親機はスマホやDAPから受信したデータを子機(もう片方)のイヤホンにも送信します。
当然、親機となるイヤホンはバッテリーの消耗が子機に比べて多いので、バッテリー残量に差が出来てしまいます。
これを回避する為、左右のイヤホンで親機と子機の役割(ロール)を一定のタイミングで交換し合い、バッテリーの容量を左右のイヤホンで均一に効率よく使う機能が『ロールスワッピング』という機能です。(以前のSoCから実装されていた機能です)
TrueWireless Mirroring
Qualcomm社製の最新SoC『QCC3040』ではロールスワッピングに加え『TrueWireless Mirroring』という機能を備えています。
『TrueWireless Mirroring』は親機がスマホやDAPなどとBluetooth接続している時、子機は親機をミラーリング(親機の接続状況をモノマネ)している為、ロールスワッピングでの接続の切り替えや、親機の接続が通信不安定で切れても、最小限のロスで子機が親機の接続状況を引き継ぎ、親機として接続できる機能です。(元親機は子機としてモノマネを始めます)
『QCC3040』に実装されている、この二つの機能の相乗効果で、今までよりも高音質な再生を長時間途切れにくくしてくれたら良いなと期待しています。
音質への期待と不安
『TE-D01m』の音質に関しては、AVIOTのイヤホンなので懸念はない所なのですが、音質への影響を最小限に抑えつつノイズを軽減する「マイルドANC」をONにした状態での音質への影響がどれくらいのものなのか気になる所です。
「スー――――――――――――」ってホワイトノイズがずっと聞こえるなんて事がなければ良いなと切に願っております。
おわりに
『TE-D01m』予約開始のお知らせメールが届いたと思ったら、次の瞬間には予約が完了していました。
何処かでキング・クリムゾンのスタンド能力が発動したのかもしれません。
お届けは11月21日予定だったのが一週間先に変わっていて、いつ届くのかわからずモヤモヤしている所で、更に発売日が11月30日に変更になって、予約したAmazo側ではお届けが12月3日になっていて……
なんかこの流れ「TE-D01d mk2」の時と同じだ! 発売日が変更になってAmazon側のお届け予定日も伸び伸びになったのに、発売日に届くあの流れと同じだ! そう気づいたらもうどうなるのか分からなくて一層モヤモヤする。
届いたら改めて詳しい使用感などをレビューしますので、また覗きに来てくださいね。(その後11月29日に受け取りましたが、残念ながら不良品の可能性が高い物を引いてしまいました。 現在AVIOTのサポートに問い合わせ中なので、実機レビューの予定は未定となっております。 進展がありましたら、なんらかの形でお伝えしますね)
この記事をアップする直前にAVIOTから更にもう1機種、完全ワイヤレスイヤホン『TE-BD21j』が予約開始されていて動揺が隠せません。(予約、しようかな……(しました))
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
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