【読書】人生を豊かにする読書 インプットは便利な電子書籍リーダーで効率化【前編】

人とのコミュニケーションで、自分の考えに自信が持てず発言を渋る場面が多く、発言できない事がまた自分の自信を失わせる負のスパイラル。

そこから脱却したくて、藁をもすがる思いで始めたのが読書でしたが、僕は頭の回転が決して速い方ではなく、読書のスピードもかなり遅くて、活字を見ると眠くなってしまい長く集中できませんでした。

今回は、本を読む習慣が無かった僕でも、10年間本を読み続ける事ができた読書の方法と、その方法を進める為の考え方、そして読書の効果を効率的に取り入れるのに電子書籍リーダーが役に立っているので、紹介していこうと思います。

非常に単純で簡単な方法なので、あまり本を読まない、読む時間が無い、読むスピードが遅い、読むとすぐ眠くなる、と言う方にはピッタリの読書方法だと思います。 これから趣味として本を楽しみたいという方の、読書への最初の一歩になればと思います。

読むのが遅いならゆっくり読みましょう

非常に簡単な方法です。 ただゆっくり時間を掛けて読む事に尽きます。

読書時に時間を掛けるのは、「感銘を受けた言葉」と「気になった言葉」の2つを見つけた時です。

ある言葉に感銘を受けるのは、過去から現在まで生きてきた事で、自分自身が感銘を受けた言葉と繋がる何かしらの素養が備わっている、または素養が身に付きつつあるからです。

この感銘を受けた、気になった瞬間に時間を掛けます

感銘を受けた言葉を見つけたら──

感銘を受けた言葉をみつけたら、読書を一時中断して、なぜ自分がその文章に感銘を受けたのか、過去から現在までの自分の記憶と繋がりのある記憶を精査します。

ここで言う 記憶の精査 は過去の失敗談の記憶と繋がりを感じた場合、それが反省した経験として残っているなら、感銘を受けた言葉を自身の実践済みの経験を元にリアリティをもって解釈する事に繋げる事を指します。

例えば、料理のレシピ本を読んでいて、チャーハンは『火力が大事』という言葉に感銘を受けた場合、チャーハンを作った事があるなら、材料や調味料などを入れるタイミングや鍋の振り方が「美味しいチャーハンを作る上で火力とイコールになっている」と、レシピに書かれている手順の一つ一つに書かれている以上の意味を読み取るかもしれません。

更に例えるなら、過去の経験は、チャーハンを火力不足で失敗した記憶かもしれないし、美味く作れた時は高火力だった記憶かもしれません。 その記憶から、ネギや調味料の水分量を考慮したタイミングや加熱時間なども火力とリンクして、ガスの火だった場合、IHの熱だった場合、鉄鍋やステンレスのフライパンなどの道具の違いがあった場合などの火力の調整といった具合に、レシピには書かれていない詳細まで読み取るかもしれません。

そして、本から得た知識でチャーハンを作る時、以前より豊かな味のチャーハンを作れるかもしれません。

こんな風に、感銘を受けた言葉に対して記憶の精査に時間を掛ける事は、自分が気付かず得ていた素養を明確化し、コントロールする切っ掛けに繋がります。

素養が明確化されると、人生を豊かにする為に欠かせない人とのコミュニケーションにも役立ちます。 それは、相手の中に自分と同じ素養を見つけやすくなる為で、読書を続ける事によって自分の事と相手の事をより深く理解する助けになります。

気になった言葉を見つけたら──

気になった言葉は、自分が築き上げた素養から感じる、有用かもしれない「可能性」のある言葉だと思います。

この、気になった言葉については、記憶に留めて置く工夫に時間を掛けます。

気になった言葉が自分にとってどう有用な知識なのか、筆者の意図などを予測する事に思いを巡らせると、印象として記憶に長く留まります。

気になった言葉は、普段の生活や読書を進める中で、未来に感銘を受ける可能性を秘めていますので、気に留めて置く事で「あの時見たあの言葉にはこんな意味があったのか」と気づく瞬間が訪れるかもしれない言葉です。

その時が訪れた時は、自分に備わった素養として 記憶の精査 の対象にし、新たな自分の素養として積み上げて行く事が出来ます。

読書の時間は短時間でもOK

読書を自身の習慣として人生を豊かにする事に役立てる場合、読書をする時間は短時間でも十分効果があったと感じています。 一例として──

  • 通勤の電車で往復合わせて1時間程度
  • 会社の休憩時間で30分程度
  • お風呂につかりながら10分~15分程度
  • 寝る前に30分~1時間程度

この様に、隙間時間を見つけて小刻みに読書の時間に当てる事で、一日を通して1時間~2時間程度、読書の時間として使い、このペースで読書をゆっくり進め、一冊あたり3日から一週間掛けて読了していました。

ただ隙間時間に読書を当てるには、本を常に持ち歩く必要があります。

電子書籍リーダーでの読書は効果を加速する

感銘を受けた言葉や気になった言葉を見つけた時、物理的な本ならばそのページに付箋を貼り、場合によっては注釈を書き込んだり、蛍光ペン等で本に直接ラインを引いたりするのが有効ですが、物理的な本で読書を実践しようと思うと、『現在、読書中の本』『読書中の本に関連した本』『読了済みだが気になる内容がある本』『ペン』『付箋』と、持ち歩くにはなかなか嵩張る荷物量になります。

持ち歩く本の選択は個人の自由ですが、持っていく量には限界がありますよね。

本記事の読書方法では、気になった言葉を読み返す事が有用なので、持ち歩く本が多ければ多いほど、そして持ち歩く時間が長ければ長いほど捗ります。

その理由として、感銘を受けた言葉は、自身の持つ素養から理解しやすいものですが、気になる言葉は深く理解が及ばない事が多いものです。 しかし読書と実生活から得る経験から、新たな素養が身に付いた時に読み返すと、気になる程度だった言葉の意味や価値に気づき、その本自体の価値が変わる可能性があるからです。

これを読書体験として繰り返す事で、より多くの本で「感銘を受ける」体験が増えていきます。 それは本に対しての理解力が強化されていく事に繋がり、結果的に「気になる言葉」が感銘として腑に落ち、更なる感銘への呼び水にする事で、質の高い読書経験へと加速していきます。

この質の高い読書経験は、電子書籍リーダーで読書をする様にしただけで更に加速しました。

理由は単純でこれまで紹介した読書方法を簡単に効率よく実現する機能が電子書籍に全て備わっているからです。

軽量で、文庫本程度の大きさと、スマホ程度の薄さで、何十冊、何百冊と本を持ち運ぶ事ができます。

紙の本を持ち歩いていた時の様に、外出時の読書中に家に置いてある本の知識を読み返したくなって、もやもやした気持ちになる必要が無く、必要な時に必要な本を何時でも直ぐに読める事が読書経験を加速する大きな理由の一つです。

使っているのは Kindle Paperwhite です。

更に、感銘を受けた言葉や、気になった言葉にラインを引いて、メモ(注釈)を書き加える機能はもちろん、簡単にそのページに飛んでラインを引いた所とメモを確認できる機能もありますので、付箋もペンも必要なければ、書いたメモを探す時間も必要なくなりました。

そしてWi-Fi環境があれば、分からない漢字や熟語など意味を検索する機能も備わっているので、難解な言葉を調べる時間で、短い読書時間を削る事もありません。

また、機種によっては、防水性能を持つものもありますので、お風呂でも読書を楽しむ場合、紙の本の様に水濡れを気にしなくて済むので快適です。

明るかったので、画面の輝度は0にした状態です。

他にも、E Ink ディスプレイの恩恵で目の負担を軽減する事や、太陽光の元でも反射せずに読める事(むしろ太陽光が当たっている方が見やすいです。)文字の大きさを変更できる事、一度の充電で1週間以上バッテリーが持つ事などなど、読書を進める上で快適に感じる点が多いので、本を読む事へのハードルが下がります。

最後に──

紹介した読書方法は、読むのが遅いと、どうしても速い人と比べて取り入れる情報量が少なくなってしまうデメリットを、一つの情報に対して時間を掛けてより深く追求していく事で、1を10にするメリットで補う方法です。

ただマイペースに一つ一つの言葉を大事に扱いながら読み進めるだけです。

最初のうちは一冊を読了するまで非常に時間が掛かるかもしれませんが、続ける内に、1から10を理解するスピードが自然と上がって行きますので、大器晩成型の読書方法だと思います。

これから読書を始めようと考えているなら、自分に合った電子書籍を探す事をお勧めします。

理由は── 元々僕は紙の本で読書を楽しんでいたのですが、電子書籍リーダーで本を読む様にした時に、あまりの便利さに何冊かの本を電子書籍で買い直しており、もっと早く電子書籍リーダーを使っていれば良かったと思う事が多かった為です。

紙の本でも、読書方法にここまで述べてきたちょっとした工夫をするだけでも効果的だと思いますが、それを加速させるツールとして電子書籍リーダーを検討してみては如何でしょうか? 単純に新たな趣味として読書を楽しめる切っ掛けになるかもしれませんよ。

ここまで記事をお読み頂き、ありがとうございました。

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