Xperia1のユーザビリティを加速させるAIの進化を実感!【第三回】

アナグラのshinです。

前回に引き続きOSを中心にレビューしていこうと思います。

より賢くなったAI

android9ではAIの強化が図られている為、Xperia xzsよりXperia1の方がその恩恵をしっかりと感じる事ができます。

バッテリー持ちの良さ

まず実感したのはバッテリー持ちの良さです。 二つの機種でバッテリー容量が違ったり、消費電力の多くを占めるディスプレイの大きさ、液晶か有機ELかの違いや、二年間使用したXperia xzsから新品のXperia1になった事などを考慮しても良くなった実感がありました。

機種名 バッテリー容量 ディスプレイ
Xperia1 3200mAh 約6.5インチ/有機EL(HDR対応)/4K
Xperia xzs 2900mAh 約5.2インチ トリルミナスディスプレイ for mobile/LCD(Full HD)

バッテリー持ちの良さの原因はバッテリー容量が増えた事だけではなく、android 9から「Adaptive Battery」という機械学習を利用した節電機能(AI)がスマホの使用状況を学習し、使用頻度の少ないアプリほど、バックグラウンドでの動作を厳しく制限する仕組みが備わっている為です。

この機能は使用すればするほど、使用状況が蓄積され使用者の利用状況に最適化されていく為、Xperia 1のandroid 9を使い始めた頃は、就寝前(23時頃)にバッテリーを100%にした状態から起床時(7時頃)には92%程度でした。

三ヵ月たった現在、先ほどと同じ検証をした結果、起床時97%程度とバッテリー消費が改善していました。(〇〇%程度としたのは数回検証し平均を取った為です。)

恐らくAI学習が進んで使用頻度の少ないアプリが余計な動作をしないよう制限をかけ始めた結果、無操作時のバッテリー消費に違いがでたのだと思います。

AIによる自動 画面輝度調整

この強化されたAIは画面輝度調整でも活用されているらしくXperia xzsのandroid 8の時は輝度調整を自動にしていると、自分にとって最適と感じる輝度にならなかった為、OSの自動調整後に手動で調整する事が結構あった為、輝度調整自動はOFFにして、手動のみで調整していました。

周囲の明るさに合わせて画面輝度調整するのは地味に面倒ですね。

Xperia 1のandroid 9では輝度調整を自動にしておき、明るさが気に入らない場合、手動で調整する度にAIが学習し、だんだん使用者の好みに合った輝度にしてくれます。 その精度は、AIが輝度を調整し、使用者がその状況で最適な明るさに手動で調整する、というサイクルを繰り返すほど高精度になるそうです。

実際Xperia 1のandroid 9を三ヵ月ほど使用してみた所、最初に比べて手動で輝度を調整する操作は殆どしなくなりました。

三ヵ月たった現状で、輝度調整の自動OFFに戻して使用してみた所、以前は屋内や屋外など周辺の光量でディスプレイの輝度を手動調整していたのですが、それが煩わしく感じてすぐ自動に戻したので、AI任せで結構快適な状態まで勉強してくれているみたいです。

僕は画面の輝度を屋内では特に暗めにしています。 理由はバッテリーの消費を抑える為ですが、その行動を学習してくれているお陰もあってか、ディスプレイの輝度調整でもAIはバッテリー節約に一役買ってくれている様です。

余談ですが、僕は夜、就寝前に部屋を暗くしてスマホでYoutubeで動画を少し見てから寝るのですが、その際、輝度はスライダーでいうと5%程度の所まで暗くして視聴しています。 そのせいか使い始めの頃は暗い場所だと何時でも5%くらいまでAIに輝度を下げられていましたが、現在は就寝前の時だけ5%の輝度になるので、AIが時間帯と使用アプリの関係も学習していると感じる挙動で驚きました。

僕のスマホの使用状況ではXperia xzsの時でまる一日使用して就寝前にはバッテリー残量が35%程度ですが、Xperia1の今は一日使い続けて就寝前で50~60%程度の残量なので、STAMINAモードと併用すれば二日間は充電せずに使える為、モバイルバッテリーを持ち歩く機会が減りました。

バッテリーの消費が緩やかになり充電の回数も減るという事はバッテリーの劣化スピードを抑えられるので、機器の寿命が長くなるのではないかと期待しています。

バッテリー消費が効率化されるのは、スマホを普段から使用する生活が当たり前の僕には安心してより長く便利さに甘えられるので、単純だけど大きな進歩だと感じました。

総評

androidがバージョンアップする度に感じるのは、着実に利便性が上がっていると実感する所です。 余計な操作が省かれたり、UIが分かりやすくシンプルになったり、特定の操作が自動化できたり…… どれもスマホを使う上で欠かせないと思っていた所が変更され「こんな風に変わったのか!」と驚きがありました。

やはりOSのバージョンアップはどんな変化がありどう便利になるのかとワクワクしますね。 2019年9月時点で一部の機種がandroid10へバージョンアップできるようになっており、Xperia1も10月末頃にはandroid10へのバージョンアップについてなにか情報が公開されるではないかと噂されています。 またどんな風に便利に変化するのか今から楽しみです。

ここまで記事をお読み頂き、ありがとうございました。

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