アナグラのshinです。
つい先日、5Gに対応する新しい「Xperia1 Ⅱ」が発表されましたね。
新しいXperiaが発売される度に、SONYの手帳型ケース「Style Cover Touch(スタイルカバータッチ)」が同時に発売されているので、今回も発売されると予想しています。
「Style Cover Touch」は発売される度に人気で品薄になるのも毎度の事ですが、その後「自分の用途には合わなかった」「思っていた物とは違った」といった理由でメルカリやヤフオクに出品されているのも毎度の事です。
今後「Xperia1 Ⅱ」だけでなく「Xperia1」「Xperia XZ3」といった前機種購入を控えている方が買って後悔しないように「Style Cover Touch」のレビューをしていますので、ぜひ参考にして行ってくださいね。
Style Cover Touchの外観
Style Cover Touchは装着しても、本体の形にピッタリ添うようは形状をしている為スリムに見えます。
また、本体をはめ込むポリカーボネート素材のホルダー部分は、内側がビリヤード台のラシャ布のような素材になっており、スマホ本体に傷を付けない配慮がされています。
カメラ部分は黒くマットな材質と角度で光の反射をおさえ、フレアやゴースト、モヤの原因を抑える工夫がされていて、あらゆるシーンで鮮明な写真を撮りやすいです。
例えば、出前を頼まれた蕎麦屋の新人見習いが「はやく届けないと親方に怒られるぅ」とか言いながら片手に5枚くらい蕎麦を持ちつつ自転車でフラフラ走っていたら、高確率で道にはバナナの皮がおちていますよね?
そしたらマリオカートばりに転ぶじゃないですか。 案の定ころんだら頭から蕎麦とスダレを垂らして「大変だ! 親方におこられるー!」なんて言いつつ泡くってるお約束のシーンに出くわす訳です。 そしたら『!!! 撮るしかねぇ!!!』ってなりますよね。
そんな一生に1度あるか無いかの場面が逆光でフレア満載に写り込んでいたら、なんか神々しい絵面になっちゃって「そーゆー画が撮りたかったんじゃないのに……」って逃したチャンスを悔やむ事になりますよね。
もしものシーンで失敗するリスクを減らすカメラ周りの工夫は重要だと思います。
ホルダー部分は、光を反射せずサラサラしたさわり心地で硬質なポリカーボネート素材です。
万が一の落下時、どれくらいスマホ本体を守ってくれるかは怖くて試せないので不明ですが、最も被害が大きくなる角からの落下に備えて四隅はしっかりガードされています。
Style Cover Touchの使い心地
Style Cover Touchの視認性
購入前は手帳型のスマホケースのフタを閉じた状態でも操作ができるという謳い文句から「フタを開く必要ないなら、画面保護のガラスフィルムいらないじゃん!」とか勝手に思っていましたが、そんな事はありません。
フタを閉じた状態でのタッチ操作は良好ですが、画面の見え方は透過率の高い擦りガラス越しにみている感じになります。
全体的に白くモヤが掛かったような見た目になるので、フタを閉じたままだと文字など細かいものほど霞んだ見え方にストレスを感じる為、調べものや作業など長時間画面を見る使い方には向きません。
霞んで見えるといっても文字や画像は認識できるレベルの視認性は確保されていますので、世の中のモザイクはこれくらいの透過率が当たり前の世界線に行きたい。 それくらいには見えます。(※フタと画面が密着している状態での見え方です。)
結局、一般的な手帳型のケース同様にフタを開けた状態で操作する事がそれなりにあります。
また、太陽光の下では光の反射で画面がほとんど見えなくなるので、晴れた日の屋外でもフタを開けての使用が多くなります。
フタの開閉部分
フタは磁石でくっつくタイプではなく、ただパタンと閉じるだけのものです。
手帳型の背の部分が弧の字にクセがついているので、平置き状態ではしっかり閉じますが、開けた状態ではフタの自重で勝手に閉じてしまう事はありません。
磁石で止めるタイプの手帳型ケースでありがちな事故で、キャッシュカードやクレジットカードの磁気テープが磁石で異常をきたし使えなくなる事です。
この事故を理由に銀行窓口やキャッシュカードのサポート窓口に電話して、萌え声のかわいい女の子と会話したいだけのド変態野郎じゃなければ、カードが故障する事態は避けたいですよね。
事故防止の観点からいっても、磁石が付いていないのは良い点だと思います。
フタを閉じた状態での操作性
薄さ0.33mmのガラスフィルムを装着した状態でフタを閉め、タップ、フリック、スワイプ、どれも問題なく出来ます。
ただ、直接画面(ガラスフィルム越し)に触って操作するより若干感度が悪い事もありますが、特に困る場面があるほどの感度ではないです。
困る操作を強いて挙げるとすれば「サイドセンス」の操作です。
カバーを開いた状態では、問題なく扱える様に、ホルダーのサイド部分が空いているのですが、フタを閉じた状態だと操作に難がでます。
一応、サイドセンスの操作に対して右側左側、共に反応はしますが、1~3回ほど操作を繰り返してやっと成功するといった反応の悪さです。(0.33mmのガラスフィルムを貼った本体での操作感です。)
先にも述べた通り「Style Cover Touch」のフタを閉じた状態での本腰を入れた調べものや作業は向いていません。
向いている用途としては─
- 時間の確認
- 天気の確認
- 電車やバスの時間を確認
- メモやスケジュールの確認
- 一句詠む
- 通知の確認
- 音楽プレイヤーの操作
- クイック設定パネルの確認操作
- アイツからの電話を着拒
- アンビエント表示の使用
これらの短い時間しかスマホを操作しない時に、いちいちフタを開閉しなくても、ある程度画面が視認できて操作もできる、といった用途のスマホケースになります。
そういった理由から、スマホを取り出す時はほぼ長時間操作になるという方は、使い方とケースの機能性がマッチせず、ただの手帳型スマホケースになると思います。
付き合う異性は見た目だけで決める。 滑舌が恐ろしく悪かろうが、いつでもサロンパスの匂いがしていようが、食事の咀嚼音がうるさかろうが見た目が良ければ全て受け入れる。 そういった気質の方なら、見た目が気に入ったという理由で購入しても幸せだと思います。
ちなみに、フタを閉じたままでも通話が出来る様に受話口が切り抜かれています。
Style Cover Touchの耐久性
約3年ほど経過しているスタイルカバータッチのフタ部分に若干の黄ばみが出ているくらいで問題なく使用できます。
カバー部分のポリウレタン素材は耐用年数が約2~3年といわれていますが、スマホケースとしての用途なら、過酷な使用環境でもないのでまだまだ使えそうな感じがします。
同じくホルダー部分も何の問題もないので、耐用年数は十分だと思います。
ホルダー部分のポリカーボネート素材は建物の屋根部分など過酷な使用環境下でも10年~15年耐えている例があるくらいなので、スマホケースごときの使用用途なら来世まで使えそうな気がします。
おわりに
いはゆる手帳型のスマホケースはスマホ本体を保護する役目以外の付加価値としてカードが収納できたり、鏡が付いていたり、スタンドになったり、といった機能があります。
「Style Cover Touch」は手帳型のスマホケースとして、フタを閉じた状態でも視認性が若干悪くなるものの、画面を確認できて、操作もできる機能が付加価値としてある手帳型スマホケースです。
しかし、メインの用途は手帳型スマホケースとしての一般的な使い方(操作時はフタを開ける)がメインだと考えて購入した方が良いと思います。
フタを閉めたままでも画面が鮮明に見えて、少しも操作性を損なわないと期待するとがっかりしますが、ただの手帳型スマホケースのフタ部分におまけ程度の機能が付いていると考えれば、かなり高機能に感じるものだと思いますよ。
ここまで記事をお読み頂き、ありがとうございました。
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