【バッテリー】スマホを長く使う為のバッテリー情報【前編】

使い始めると長い付き合いになるであろうスマホには、多彩な機能を持っているが故に無くてはならない生活必需品ですよね。

常時どこにいてもインターネットに繋がる事に加え、長い時間使い続けるほど自分の使用状況に最適化されていくスマホは、暮らしのパートナーの様な密接な関係になっていきます。

スマホは割と高い買い物だと思います。 だからこそなるべく長く使い続けたいものですが、バッテリーの劣化による限界が、スマホの寿命とイコールになってしまいがちです。

この記事で、スマホのバッテリーを長持ちさせる方法として、いくつかの例を紹介しながら、スマホを少しでも長く使い続ける一助にして頂けたらと思います。

充電サイクルの1回は100%→0%→100%で1回

リチウムイオンバッテリーの充電サイクルで、劣化(最大容量に対して何割か容量が低下する状態)が出始めるまでの充電回数は300回~500回が主で、ものによっては1000回もの驚異的な寿命を持つバッテリーもあるようです。

この充電に関する1サイクルは残量100%の状態から0%、そして100%まで満充電した状態を1回としています。

充電が500サイクル可能な場合で、一日50%バッテリーを消費し、毎日100%まで充電する使い方では、1000日ほどバッテリーの劣化を感じずに使える事になりますが、バッテリーの劣化は充電によるものだけではないので、実際にはこれより短くなります。

つまり、スマホのバッテリーを長持ちさせるには、自分の充電サイクル以外の劣化要因を避けるほど、最大限使い切れる事に繋がります。

バッテリーの劣化を引き起こす状況

リチウムイオンバッテリーは熱にも冷気にも弱く、どちらも劣化を促進する原因となります。

例を挙げると、夏場の太陽の下、位置情報ゲーム(ポケモンGOやドラクエウォーク等)を長時間プレイした場合、ゲーム自体の電力消費が激しい分、熱を帯びやすい事に加え、太陽の熱により加熱による劣化を引き起こします。

炎天下の中ゲームをしていて、動作が重くなったり、急に電源が落ちたり、充電が出来なくなった経験がある方もいると思いますが、あれはスマホの発熱で重大な故障を引き起こさない為の安全装置が働いた結果なので、そのような状況にならない様に使うか、安全装置が働いてしまった場合は暫くスマホを使わずに温度を下げる様に休ませましょう。

また、屋内でも長時間のゲームプレイは、プレイ時間中発熱が続く為これも劣化を促進しますし、動画視聴なども同様の事が言えます。

そして、冬の時期、特に寒い地域に住んでいる場合、低温環境(概ね5℃以下)ではバッテリーの性能低下により、消費が激しくなる事から充電サイクルが促進される事による劣化が考えられます。

充電時に劣化を進める状況

スマホを使う頻度が多いと、ついついやってしまいがちなのが、充電しながらの使用です。

充電しながら、電力を消費する使い方は、どちらもバッテリーの劣化を進ませる上に、充電と使用二つの行為で劣化が進む上に発熱する為、普段よりスマホが加熱し寿命を縮める結果になります。

また、明日に備えて就寝時間を利用して充電するのもバッテリーの劣化を早めます。

就寝後、大体2~3時間程度で100%まで充電されますが、その後も充電され続ける状況そのものが悪く、満充電に近い状態を維持する事も劣化を早める為、避けた方がいいです。

温度変化による劣化を避ける習慣

熱に対しては、外でのゲームプレイはなるべく日陰を利用し、スマホに直射日光が当たらない様に工夫しつつ、プレイ時間も10分~15分毎に休憩を挟み、なるべく鞄にしまう様にすれば効果的です。(スーツの内ポケットなど体温が伝わる場所は避けましょう)

熱による劣化を防ぐ観点で言えば、スマホのケースも分厚い手帳型より薄いシェルケース型の方が放熱しやすく、ケースを付けないのが最も熱を溜めにくいです。(落下のリスクを考えると難しい所です。)

屋内で長時間のゲームや動画視聴をする場合は、ケースから外してスタンドに置く事で、手の平の熱でスマホの加熱を促進する事がなく、放熱がしやすいため有効です。

冬場の冷気に対しては、逆に手帳型のケースなどで、過度にスマホ本体の温度が下がらない工夫が有効です。

また、たまに首からストラップでぶら下げている方を見受けますが、バッテリーどころか内部結露の原因になり、スマホそのものが故障する可能性がある為、夏も冬も鞄にしまう習慣を付けて、温度変化を最小にする習慣がバッテリーの寿命を延ばす切っ掛けになります。

充電時の劣化を防ぐ習慣

バッテリーを充電するタイミングは、様々なメーカーのコミュニティに投稿されたバッテリーに関する質問と回答を覗くと、概ね10~30%程度で充電する様に推奨されている所が多く見受けられます。

上記の事から、10~30%になるタイミングで2~3時間スマホを使用しないタイミングを充電する時間として習慣化するのが有効のようです。

例えば、帰宅後の夕食や入浴の時間を充電時間にし、就寝前に終える様にしたり、職場の始業から昼休憩までの時間を当てれば、適切なタイミングで長時間充電しすぎる事も防げてバッテリーの劣化を抑えられます。

また、充電する際はベッド、ソファー、毛布など保温性の高い物の上に置いて行うと、充電中に発生する熱が本体に蓄積されやすく、バッテリーへの負担が増しますので、スタンドに立てる等、廃熱されやすい状態で充電すると尚良いです。

まとめ

リチウムイオンバッテリーは基本的に熱に弱いのに、熱を発してしまう部品です。 更にスマホの場合はCPUなど発熱する部品が狭い筐体の中にぎっしり詰まっている為、バッテリーの劣化を遅らせる為には、温度上昇する時間を短く抑え、効率よく放熱する工夫が長くスマホを使い続けるコツですね。

後日、後編の記事をUPしますので、また覗きに来てくださいね。

Amazon.co.jp ウィジェット

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

email confirm*

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)