松屋から2020年1月14日に「シュクメルリ鍋定食」が鳴り物入りで販売開始されましたね。
食べてみて分かった事ですが、この料理はニンニク好きには勿論、チーズ好きにもたまらない「食べ方」ができるメニューでした。
「世界一にんにくをおいしく食べるための料理」とも称されているジョージア(2015年まではグルジア)料理だそうですが、にんにくとチーズの相性の良さを改めて突き付けられた様な味の説得力に、どこか家庭的なテイストを感じます。
シュクメルリライスセット
メニューは2種類
シュクメルリ鍋定食790円(税込み)
シュクメルリライスセット730円(税込み)
今回はシュクメルリライスセットを注文しました。
たっぷりのとろけるチーズとゴロっと大き目の鶏もも肉、サツマイモが目を引くボリューム満点な見た目です。(サツマイモの甘味は酢豚にパイナップルとか嫌いな人は合わないかもしれませんね。)
更に、固形燃料で鉄鍋の下から火を焚いているので、グツグツと煮えたぎった見た目がワクワクしますね。
これにはダチョウでクラブ活動する人たちも「おお!」と一仕事できる事に喜びを隠せないのではないでしょうか。
チーズの香りにニンニクの強い香りが合わさって匂いからして濃厚です。 胃が早くよこせと胃酸をスタンバイしますね。
ホワイトソースを食べてみると、滑らかな舌ざわりと共にクリームとチーズの濃厚な味わいを真っ先に感じます。
それもそのはず、たった一口すくっただけのスプーンに冷えて固まったチーズが残るほどチーズが溶け込んでいる様です。
そのチーズの濃厚さに並び立つほどのニンニクの風味が直ぐに押し寄せてきます。
強くニンニクの風味は感じますが、クリームとチーズのお陰か、しつこさは想像を下回り、ニンニクの味が舌にいつまでも残る事がないので食べやすく感じました。
大き目の鶏もも肉とソースをご飯と一緒に食べれば、濃厚ドリアを食べている様な相性の良さで白飯の消費量は上がる一方です。
シュクメルリは練るな混ぜるな
チーズ好きとしては嬉しいチーズの量だな。 などと思いながら食べていて気付きました。
チーズ好きが良くやるフライパンにとろけるチーズを入れて火にかけると、チーズチップができあがるやつ。
鉄鍋でずっと火にかけられている状態なので、チーズが溶け込んだソースを薄く延ばし、しばらく放っておけば、濃厚なチーズチップになるのではないかと──
鍋から残りのソースを少しご飯によけて、具材を周囲で土手にして火が掛かる鍋の真ん中でソースを延ばし、20秒ほどまつや()
チーズチップ、とまでいきませんが、濃厚なチーズおこげができました。
これが、甘めのサツマイモと相性抜群で、サツマイモはチーズおこげで食べる為に入っているなと勝手に納得して、焼いてはこそげおとし、おこげを量産してしまいました。
なんでも練ってしまう「ねるねばあちゃん」がいたら「ドントストップねるね!!」と匙を持つ手を掴むレベルです。
ねるねばあちゃんは怯えた目で僕に「えぇ、ねればねるほど……」と言うかもしれません。
「練るな、延ばせ。 それがここのルールだ」と神妙に諫めます。
そして食べて思わず「テーレッテレー!!」と奇声を上げる事でしょうね。
この食べ方は店内で食べる場合は、手軽に楽しめますが、持ち帰りの場合はフライパンを使わないといけないので、手間を掛けずにチーズおこげを楽しむなら店内がおすすめです。
固形燃料は食べ終わってもまだ燃え続けていたので、最後まで熱々で食べられるのも良いですよ。
一方、持ち帰りで食べる場合、シュクメルリは一般的にパンと一緒に食べるそうで、軽く焼いたフランスパンにワインを用意して、フライパンでソースをおこげにしつつ、ゆっくり楽しむのも異国情緒が感じられる乙な食べ方かなと思います。
(注意点:食べた後は口臭のケア必須です! 食べた日の夜、友人が訪ねて来ましたが、開口一番「この部屋臭い」と言われました。 ニンニク効いてる超効いてる!)
まとめ
松屋の「シュクメルリ鍋定食」「シュクメルリライスセット」は2020年1月28日までライス大盛り無料のキャンペーン中です。
松屋の広告には「松屋 世界紀行」の文字が並んでいて、次はどこの国かなと勝手に期待しています。
いや、別の国じゃなくてもいいです。 ジョージアの「スルグニ」や「オジャクリ」なんかもお願いします松屋様。(なんでもしますから)
ここまで記事をお読み頂き、ありがとうございました。
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