この記事で紹介する株式会社ヤマイチさんの「しらす丼」のタレは、現状一部のスーパーマーケットくらいしか取り扱いがなく、お住まいの地域によっては入手しずらいかもしれません。(僕の住んでる周辺だけかもしれませんが……)
楽天、Amazon、yahooショッピング、といったネット通販でも取り扱いがないようで、僕の自宅付近でも、少し足を延ばした所にあるスーパー1店舗のみが取り扱っている状況で、そのスーパーを訪れる時には、2~3本まとめ買いしているほどです。
値段は税抜き198円と安く、使い勝手が良いい旨いタレだと思ってしまったら誰かに言いたくてしょうがなくなってしまったので記事にするに至った次第ですごめんなさい。
魚好きに好評のタレ
プラスチック製の小さな容器に入っています。
「しらす丼」と大きく書かれたラベルが目印です。
味はあまじょっぱいまろみのある醤油味なのですが、魚醬の様な香りと旨味があります。
おすすめする理由は、味も然る事ながら、しらす丼だけではなく、「納豆」「玉子かけご飯」「焼き魚」「刺身」「玉子焼き」などなど、掛ければ上手いと感じるものが多く汎用性が高い為です。
この汎用性の高さのお陰で、忙しい朝など、ご飯とちょっとしたおかずだけで、手早く美味しい食事が作れる為、重宝しています。
魚料理好きの友人に「しらす丼」のタレと鰹節をご飯に混ぜ込み、おにぎりにして振る舞うと、家に置いてあった未開封のタレを強引に持ち帰られるほどに理性を失っていました。
悔しかったので、売っている場所を教えていません。 僕からしか手に入れられない様にして、今後も欲しがったら、僕の言う事をきかないといけない様に仕向けようと思ったからです。
目論見は成功しました。 数日で使い切り、もっと欲しいから何処で手に入るのかと再度尋ねられたので、親切を装って「代わりに買ってきてやる」と言いくるめ、2本だけ渡しました。
友人はフードジャンキー気質で、一度気に入ると見境がなく、以前は「すりゴマ」にハマり、見てるだけで咳込みそうになるほど、何にでも大量に掛けて食べていたほどです。
案の定、渡した2本のタレは一週間ともたず、また催促に来る友人に「なかなか手に入らないタレだから、欲しいならお前もそれ相応の努力をしてもらわないと……」と告げると、「何でもする」と即答する彼の目は、死んだシラスのようでした。
これで、僕は友人を「タレ漬け」の状態にする事が出来ました。全ては彼を意のままに操る為です。
僕は友人に様々な「仕事」をさせました。 彼はタレさえあれば、何でもするのです。
しかし、「その時」は突然訪れました。
「え? しらす丼のタレが入荷してない?」店員が言うには、入荷分は売れてしまったのだとか─
そんな馬鹿な。 これじゃあ彼の手綱が切れてしまう。 制御できなくなってしまう。
完全な誤算だった。 まさか手に入らない事があるとは夢にも思わなかったのです。
家に帰ると、ノックとは言えない強い力でドアを叩く音が響きました。 友人だった。
「タレを、今日の分のタレをくれ」友人のその言葉に、僕は血の気が引いてしまい「タレは…… 無い。」とうわずった声で返すのが精いっぱいでした。
その瞬間、ドアノブがガチャガチャと激しく動き、ドアを破ってでも押し入ろうとするのが分かりました。
恐る恐るドアの覗き穴から外を見ると、黒く塗りつぶした様な眼をした白い男が激しく動いていました。
「ひぃ! し、しらす!」
僕は、ドアの前に机や椅子などを積み上げバリケードを作りました。
なぜこんなことに……。 もっと「しらす丼」のタレが売れて、安定的に、全国的に、供給されていれば、こんな事にはならなかったのに……。
僕は今、これをバリケードが崩されて今にもシラスが飛び込んできそうな中、書いています。
どうか、みなさん、「しらす丼」のタレを見つけたら買ってみて下さい。
と、いう夢を見るくらい美味いと思いました。
もしかしたら先輩のシラサー(しらす好き)の方にとってはメジャーなタレなのかもしれませんが、あまりにも気に入りすぎて、一人で大騒ぎしている次第です。
しらす丼のタレを使った料理
まずはスタンダードに、しらす丼です。
しらすの上に温泉卵を落として、青ネギをちらし、「しらす丼」のタレを回し掛けただけの丼ぶり飯ですが、ちょっぱやで作れて、みそ汁でも付いていれば、立派な晩御飯にだってなれる美味しさですよ。
このタレは魚に合うので、シャケフレークを使ったバージョンです。 これも手間暇は一切かからずに直ぐに食べれるので、重宝します。
最後は、厚焼き玉子を焼く際にしらすを巻いてみました。 玉子焼きに掛けても美味しいですが、醤油を掛けて食べるものは大体合う気がします。
まとめ
一応、ネット通販でも今回紹介したものとは別の「しらす丼のタレ」は買えますが、少しお値段が張るグレードの高い物か、量が多い別物の様です。
でもリーズナブルで美味しい株式会社ヤマイチさんの「しらす丼」のタレが何処でも買える、そんな未来を夢見ています。
株式会社ヤマイチさん、僕を悪夢から救って下さい。
ここまで記事をお読み頂き、ありがとうございました。
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