今回は、エレコムのハンドレスト一体型のマウスパッド「FITTIO」のレビューになりますが、マウスパッドの話なんて正直おもしろくも何ともないので、マウスパッドと言えばマウス、マウスと言えば腱 鞘 炎、腱鞘炎と言えば痛い、痛いと言えば、怖い、怖いと言えば怪談話。
と言う事で、腱鞘炎にまつわる怪談話を紹介する事で、怖さを知ってもらい、予防に対する意識を高めてもらえればと思い、稲川 淳二を物まねしている風にお届けする事にしました。
あぁん? マウスパッドの紹介だっていうから来たのに、いきなり怪談話って詐欺だ詐欺! という方、ご安心ください。 こちらからまともな商品レビューに行けますので押して下さい。
腱鞘炎の怖さ……
EP1.消えた玉
山田 鼠ノ介さん 30代男性、会社員の話なんですがね、この方、会社内では一番のマウスさばきで有名なんですが、その日もマウスをカチカチいわせながら右に左にと、サササっサササササっと、手首のスナップを利かせて仕事を進めてた訳ですよ。
そしたらね、突然…… ピリピリピリーーって、手首に軽い痛みと違和感を感じたんです。
いやだな~、いたいな~、こわいな~って思ったんですが、その日は何とか業務を終えて、会社の親睦会でボーリングをみんなでしようって事になっていたので、そこで目一杯楽しんで、今日の事は忘れよう、そう思ってたんですね。
でもね、ボーリング大会が始まって、自分の番を待つ間、山田さんは何かに取り憑かれたみたいに手首がズシーーーンと重い感覚があるんだ。 それが気になって気になってしょうがなかったんですよ。
そうこうしている内に山田さんの番が回ってきた。 後ろでは会社の仲間たちが応援する中、手首の重さが気になりながらも胸の前に重たいボーリングの玉を構えて、スイングした瞬間
ビリビリビリーー!
手首に激痛が走ったんです。
(痛い!!)山田さんはそう思いながらも玉を投げる為、手を振り上げました。
そしたらね、玉が無いんですよ。
ボールと共に手首の痛みも消えてる。 いやだなー、怖いなー。 そしたら、背中がざわざわする。
後ろを振り向くと、ボーリングの玉が一つだけ ポツン と床にあるんだ。 そのすぐそばには後輩の女の子が驚いた顔をして尻餅ついてへたり込んでる。
山田さんは恐る恐る、どおしたの? って訊いたら、山田さんがすごい勢いで後ろにむかって玉を投げた。 その玉は私のつま先数ミリ先の所に落ちてきた。 危うくつま先のネイルが壊される所だった。 そう言うんです。
山田さんは、腱鞘炎になっていたんですね。 ボーリングの玉の重さで手首に痛みが……。 その結果、知らず知らずに手の力が抜けて玉を後ろに放り投げてしまった訳です。
山田さんの会社はゼロ災害継続日数364日を越えていた所に、このヒヤリハット案件です。 親睦会は中止になり、事故について報告書の提出を求められ、密かに気になっていた後輩の女の子とは気まずい関係となり、二人の仲が進展する事は今後永久にありませんでした。
消えたチャーハン
星条旗 サンディエ子さん という20代女性の話なんですがね、彼女は腱鞘炎を患っていたんですね。
痛いな~、怖いな~、やだな~。
サンディエ…… ディエ子さんはその日、自宅で結婚を前提にお付き合いしている男性と、ゆったりとした休日の時間を楽しんでいたんです。
そしたら丁度お昼を過ぎようかという時間に、急に彼氏が何も喋らなくなった。 ディエ子さんはどうしたのかな? と彼氏の様子を伺っていると、彼氏が一言 「はらへった」
ボソッと呟くわけです。
ディエ子さんは彼氏が無類のチャーハン好きで、もう三日連続で昼と晩、日高屋に通っている事は知っていましたが、彼氏の為だと思い、痛む手首をさすりつつ台所に立ったんですね。
いつかこんな日がくると、事前に油を馴染ませて仕上げて置いた中華鍋を取り出し火に掛け、鍋の熱気が手首に伝わるほど、痛みの前兆の重さが強くなります。
そして鍋に溶いた玉子を一気に流し入れると、ジョアァァァァァ! ご飯を入れて、シャァァァァァ! そして、覚悟を決め鍋を振るディエ子さんが痛みで(キャァァァァ!)
そして茶碗一杯分ほどのチャーハンをメルカリで買ったFrancfrancのお皿に盛り付け、ディエ子さんはテーブルで待つ彼氏の元へと運んだんですね。
そしたら、チャーハンを差し出す手が、熱をもって痛む手首のせいで震えてテーブルと皿が、カタカタカタカタ!
そしてチャーハンの量が少ない事に不満そうな彼氏を尻目に、痛む手首を冷やす為、ディエ子さんは台所に戻りました。
実はディエ子さん、彼氏に手料理を振不舞うのは今日が初めてだったんです。 ディエ子さんは料理が不得意で、以前にも飯が不味いという理由でお付き合いしていた男性と別れてしまった過去があったんですね。
そうです。 ディエ子さんはメシマズ子さんだったんですよ。
どうせ、作っても残される。 そう思ったメシマズ子さんは最初から少なめにチャーハンを作りました。
手首が冷えて痛みが引いた頃、そんな事情など知らない彼氏の元に戻ると……
テーブルにあるはずのチャーハンが綺麗さっぱり消えている!
(ひぃぃぃ!)と思ったメシマズ子さんに彼氏がポツリと一言。
「超うまい。 おかわり」
(いやぁぁぁぁぁ!)
そう、彼氏は味音痴だったんですねー。
そして二人は結婚をしました。 もう一生、メシマズ子さんがメシウマ子さんになる事は無く、手首の痛みに耐えながらチャーハンを作りづづけるでしょう。
彼が美味いと言い続ける限り……
(この物語はフィクションです。 腱鞘炎の痛みに関しては、アナグラ.blog管理人shinの経験に基づくものです。)
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