アナグラのshinです。
Xperia1の紹介レビュー連載の第四回目は、Xperia xzsとの比較というよりはXperia 1の機能「サイドセンス」の紹介をメインにレビューしていこうと思います。
サイドセンスとは
SONYのスマートフォン端末でXperia xz3から採用された新機能で、画面両端のどちらかをスワイプやダブルタップすることで、端末の様々な機能にアクセスできるショートカット機能です。
サイドセンスのダブルタップ
画面左右どちらかの端をダブルタップすると、サイドセンスメニューが開きます。このメニュー内にはAIが使用者のアプリ使用状況を学習した、その時々に最適なアプリを提示してくれる便利機能です。
サイドセンスの機能に位置情報の使用を許可しておくと(デフォルトでは位置情報取得許可状態)駅周辺にいる時はサイドセンスのアプリ候補に乗換案内のアプリが提示されたり、グーグルマップのアプリが提示されたりと、その場所で役に立ちそう、またはその場所でよく使用しているアプリをAIが学習し、蓄積したデータを元に8個提示してくれます。
候補の中に使いたいアプリがない場合は「もっと見る」という丸いマークをタップすると、候補に挙がっているアプリ以外の全てのアプリ一覧が出るのでその中から選択し、AIの学習を進める事もできます。
AIは場所だけでなく時間帯も考慮しているらしく、朝方はその日の天気を知る為に天気予報のアプリを使用したり、夕方にその日の夕食を決める為、料理レシピのアプリを使用していると、その時間にサイドセンスから提示されるアプリの候補に入っていたりします。
もちろん、表示させるアプリは自分で8個まで登録しておけるので、全てを任意のアプリだけにしてホーム画面に余計なアプリを置かない、スタイリッシュな使い方も可能です。
また、ダブルタップ時のサイドセンスメニューから、BluetoothのON/OFF、モバイル通信のON/OFF、Wi-FiのON/OFF、通知の確認、そして後に紹介します片手モードとマルチウィンドウの機能にアクセスできます。
サイドセンスの下スワイプ
画面左右どちらかの端、つまりサイドを下にセンスすると(下にスワイプです)ナビゲーションバーの◀ボタン(戻るボタン)と同じ動作をします。 クロームなどブラウザ使用時に前のページに戻る操作はよく行う操作の一つだと思いますが、片手操作の場合◀ボタンまで指を伸ばすよりサイドをセンスダウンした方が楽に操作できるので、一度この操作が習慣化すると手放せなくなる機能です。
サイドセンスの上スワイプ
画面左右どちらかのサイドをセンスアップ(上にスワイプですぅ)するとマルチウィンドウメニューが開きますが、 この機能はandroid 8にもあった上下、又は左右に二つのアプリを同時に使用できる機能の強化版になります。
android 8ではアプリを使用中■ボタン(マルチタスク)を長押しするとアプリの表示範囲が画面半分に移動し、もう一方の画面半分に別のアプリを展開して同時に二つのアプリを使用する事ができました。
この機能を更に使いやすく実行できる様にサイドセンスがサポートしてくれます。
サイドを上にセンスアップして(画面端を上にスワイプだよ)アプリを選ぶだけ! 簡単ですね。 更に画面上下の入れ替えもメニュー内にあるので、ワンタップで上下入れ替えも簡単に出来ます。 ちなみにアプリの選択は上画面から下画面の順に選択します。
この上下二画面の関係には意味があり、マルチウィンドウでアプリを実行中、メニューから更に別のアプリを選択すると、下画面のみが切り替わっていく動作をします。
つまり、上画面側のアプリは固定されるので、上画面にYouTubeを再生し商品レビューを見て、下画面でクロームを使って商品について更に調べて、サイドセンスメニューを開きカレンダーアプリを選択して下画面を切り替え後、買い物の予定をスケジュールに書き込むといった便利な使い方が出来てしまいます。(最高にセンスだぜ!)
更に二つのアプリの組み合わせを三種類まで登録しておく事ができるので、よく使う組み合わせは一々探して選択する必要もありません。
また、上スワイプ時のメニュー項目には、サイドセンスメニュー(ダブルタップ時のメニュー)への切り替えや、マルチウィンドウの終了なども行える様になっているので、使い方によってはスマホで行う作業の多くをサイドセンスで完結する事も可能です。
片手モード
サイドセンスメニュー内には片手モードの機能があります。 これは片手で届く範囲にまで操作有効画面が縮小する機能です。
Xperia 1の画面は21:9の非常に縦に長い画面比率の為、片手操作の場合、必然的に操作したい場所が画面の四隅に有れば届かない、または届きにくい状況になってしまいます。
片手モードに切り替えれば、画面が右手操作の場合は右下方向へ、左手操作の場合は左下方向へ、画面が縮小するので、片手しか使えない場面でも操作がしやすくなります。(シャイニングフィンガー(閃光の指圧師)にはぜひお勧めの機能ですね。)
サイドセンスの調整と練習
サイドセンスの機能を初めて使う場合、最初の内は上手くメニューが出ないかもしれませんが、自分が使いやすい様に、操作受付領域の調整や感度を自分好みに設定する事ができます。
また、千本ノックならぬ千本センス(サイドセンスの練習です)が可能なので、調整と練習を繰り返して自分にあったサイドセンスを追究するのもいいですね。 思い込んだら試練の道を、行くが漢のど根性です。
総評
サイドセンスの機能紹介でしたが、Xperia 1は超縦長の画面を活かす為の工夫がしっかりとされていて、21:9の画面比率は扱い難いのではないか? といった心配を機能面で払拭してくれた印象で、むしろ唯一無二の利便性を実現しているなと感じました。
ここまで記事をお読み頂き、ありがとうございました。 宜しければ定期的に覗きにきてくださいね。
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