プリンなんてどうでもいいです。(プリンの味を知りたい方はこちら)
年の瀬ですからね。 女の子と仲良くなりたいです。 クリスマスも近いですし……
こちとら木のウロを見ただけでも興奮するぐらい人恋しいんですからね!
そこで有効なのが「スイーツコミュニケーション」なるもので、女の子との仲を深めるのに、スイーツを一緒に食べるのが効果的とされているそうです。(別に女の子限定ではないです。 人間関係を円滑にするのに一役買ってくれる、らしいです。)
なるほど、じゃぁセブンイレブンから発売された今話題のスイーツ「イタリアンプリン」を差し入れにイタリアの粋でダンディな男を演出しつつコミュニケーションをとれば、仲良くなれると、そーゆー事ですな!
この間、テレビでパンツェッタ・ジローラモさんのロケ番組があったのですが、出会う女の子に対して息を吐く様に自然にナンパをしていて、結構どぎつい下ネタを笑顔でふりまいていたのが印象的でした。
心得た。 笑顔でスマートに下ネタを言えばジローラモさんの様なイタリアンでダンディな男として女の子と仲良くできるのか!
(プリンたべて美味しいってだけになっちゃいそうだったので、後の茶番の為の伏線です。 プリンの味なんてどうでもいい、茶番がどれだけお茶を濁してるか見たい方はこちら)
セブンイレブンの「イタリアンプリン」
見た目は、豆腐に醤油ぶっかけて時間が経過した、みたいな外観してます。(ぜひ、和風の小鉢に移して家族や友人との食事で「島豆腐の冷奴だよ」とさりげなく置いといて下さい。)
一口食べてみると、甘さ控えめのプリンの味なのですが、水分をしっかり抜いた木綿豆腐の様な固さからか、滑らかに舌にまとわりつく為、濃厚さを感じさせます。
その後に、ほのかなチーズのさっぱりとした酸味が、しつこさを残さずに味が去っていきます。
またプリンの上に染み込んだカラメルの僅かな苦みが甘さにキリっとした輪郭を与えているのもしつこく感じない要因の一つだと感じます。
セブンイレブンの「イタリアンプリン」は、コーヒーでも紅茶でも相性が良さそうですが、赤ワインと合わせても楽しめそうな上品な味わいです。
実際に安めのワイン(750ml 700円くらい)を飲みながら食べてみたところ、大人のスイーツとして楽しむ事ができました。
値段は税込み248円とコンビニスイーツとしては気合の入った価格です。
ここまで記事をお読み頂き、ありがとうございました。 ここより先はただの茶番です。
女の子とスイーツコミュニケーション
とある午後の風景。
休憩時間にあの子を「イタリアンプリン」をきっかけに誘って、彼女の興味がありそうな話題を振れば打ち解けられるはず。
彼女が最近、男性アーティストにハマっている事はリサーチ済みだ。 この話題でお互いの心の距離が縮まったら、トドメにジローラモ・パイセンからラーニングしたスキル「笑顔で下ネタ(Lv1)」をお見舞いすれば今年のクリスマスは一人じゃない!
(あ! 彼女だ。 さりげなく誘おう)
「ラクガキ子ちゃん」
「あら奴(やっこ)さん。 どうしたの?」
ラクガキ子ちゃんの黒く塗りつぶした様な可愛い瞳に吸い込まれそうだ。 悔しいがそのラクガキみたいで可愛い君にぞっこんだよ。 髪型も最高。 どこの美容院通ってるんだろう?
「友達と食べようと思ってセブンのイタリアンプリン買ったんだけど、アイツ今忙しいみたいでさ、良かったら前に仕事手伝ってくれたお礼も兼ねて、一緒にどうかなって」
「え! セブンのイタリアンプリンって今売り切れ続出で中々食べれないのに、良く買えたね! 食べたい食べたい!」
「喜んでくれて良かった、じゃあ一緒に食べよう」出社2時間前に近くのセブンイレブンに買いに行った苦労は今報われた。
「初めて食べるー。 わぁプリンの味もするけどレアチーズっぽい。 おいしー!」
彼女の食べる口元。 手抜きのアニメーションみたいにパクパク動いて可愛いな。 喜んでくれてるし、ここで好きな音楽の話題を振ろう。
「ら、ラクガキ子ちゃん、僕、最近 King Gnu ってバンドにハマってるんだけど、音楽とか聴く?」
「聴くけど…… きんぐぬー? 洋楽?」
「日本のバンドで男性4人組のアーティストだよ」しまった外したか。
「そのバンド、こぶし効いてる?」
「え? こぶし? え、なに?」
「あたし、演歌が好きなんだー」
音楽の趣味が渋すぎる。 もう話を広げられないよ。
「あたし、こぶしの聴いてない曲には魂を感じないからダメなんだー」
音楽に対する偏見が凄いよ。 もうあとはジローラモさんのスキルを使うしかない! 全ての道はローマに通ずるんだろ! そうだろ! ラモ!
「そっかー、じゃあ今度おすすめの演歌おしえてよ。」心臓が早鐘みたいに打つから呼吸が辛い。 笑顔を絶やすな。
「いいよー。 じゃあ今度CDとカセットテープ持ってくるね」
言え! 言うんだ僕! 笑顔でさりげなくだ。
「あはHAHAHA、やっぱりラクガキ子ちゃん古風でかわうぃーネ。 このプリンもいいけどラクガキ子ちゃんのプリンも食べてみたいなー」よし、今のはイタリアぽかっただろう。
「え、何それ酷い」
「え?」あれ? 完璧なイタリアンジョークだったはずだけどおかしいな。 唐突すぎたか……
「まだ食べてる途中なのに、あたしのプリンを奪い取ろうって言うの?」
「え! 違う違う、そういう事じゃなくて」
「じゃあどういう事なの?」
説明しろと? 食べてるプリンよこせって意味ではない事を弁明しろと? それセクシーじゃないよね。
「その、何と言うか…… これは」言葉が、続かない。
「これはあたしのプリンだ! 誰にも渡さない! 渡さないんだからー」
そう言って、奪い取る様に食べかけのイタリアンプリンを抱えて走り去るラクガキ子ちゃんの背中を、呼び止める言葉が見つからないまま見つめていた。
敗因は彼女の食い意地が旺盛だった事でしょうか? こぶしの効いた最新の音楽チャートを把握していなかった事でしょうか? ラモに騙されていたのでしょうか?
わかった事は、僕の所にも例年通り、本格的な寒い冬が訪れたと言う事です。
(スイーツコミュニケーションって本当に効果あるんですかね? さあ君もセブンイレブンの『イタリアンプリン』を買って意中の異性にレッツジローラモ)
おわりに
2019年12月10日現在、セブンイレブンの「イタリアンプリン」は結構売れているようで、また食べたくて買いに行ったのですが、僕の周辺のセブンでは売り切ればかりで幻の味になりそうです。
気になっている方は、見つけ次第購入しないと、食べれないまま販売終了なんて事になるかもしれませんね。(これが本当のレアチーズ)
もし売り切れてたらメイトーの「阿蘇和栗プリン」が個人的な一推しプリンです。
ちなみに僕は、細川たかしさんの「北酒場」が好きです。
ここまで記事をお読み頂き、ありがとうございました。
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