アナグラのshinです。
Amazonのセールは年始の“初売りセール(一月初旬)”に始まり“Prime day(夏~秋頃)”や“ブラックフライデー(秋冬頃)”“サイバーマンデー(冬頃)”と季節ごとにあります。
また、1~2カ月に1回くらいの割合で“タイムセール”も実施していますので、1年を通してみると頻繁にセールを行っている印象です。
このセールで目玉になる商品に『Amazonの自社端末』があります。
もともと低価格なモノが更に安く買えるとあって、セールのたびに気になって仕方がありません。
初めてAmazonの自社端末を買う人は、どの端末を買えば幸せになれるのでしょうか?
この記事では、初めてAmazonの端末を購入する方に対して“安物買いの銭失い”にならないように、いくつかの端末を実際に使って見た感想からどんな用途や環境なら快適に使える端末なのか、ざっくりとご紹介します。
Fire HD 8 PLUS を選ぶべきか、Fire HD 8 を選ぶべきか
『Fire HD 8 PLUS』はAmazonのタブレット端末の中で最も汎用性が高い端末だと思います。
持ち歩く事を考慮した場合、『Fire HD 8 PLUS』と『Fire HD 8』ともに355gの本体重量は8インチタブレットのほとんどが300g~350gほどなので、実用にかなう重さではないでしょうか。
違いがある所はCPU性能とメモリです。
CPU性能/メモリは『Fire HD 8 PLUS』がクアッドコア2.0GHz/3GB。
『Fire HD 8』がクアッドコア2.0GHz/2GBとメモリが1GB低くなっています。
この違いは動作の軽さに関係してくる所ですが、使用目的が動画や音楽の視聴、電子書籍の購読、ブラウジングなどが主な使い方なら、あまり差を感じないと思います。
音楽やラジコ、またはYoutubeを再生しながらブラウジングをするとか、電子書籍を読むといったマルチタスクの利用を想定しているか、遊びたいゲームがあるなら、メモリに余裕がある『Fire HD 8 PLUS』が安定しています。
ゲームはプレイしないし、複数のアプリを同時に使う事もないなら『Fire HD 8』で十分だと思います。
電子書籍を読むだけ、ブラウジングするだけ、動画を見るだけ、といった単純な使い方なら2世代前の機種でも十分実用的に使えるくらいなので、使用目的によっては『Fire HD 8』を選択して費用を節約できます。
ワイヤレス充電ができる Fire HD 8 PLUS
両者の価格差はストレージ容量32GB版で2000円差となっており『Fire HD 8 PLUS』の方が価格が高いのですが、メモリの違い以外に「ワイヤレス充電」に対応している事が挙げられます。
専用のワイヤレス充電スタンド(別売)を使用すれば、スタンドに置くだけで急速充電が可能になります。(有線で充電するよりも高速で、2時間程で80%程度充電できます)
ここに利便性を感じるなら、メモリが3GBで動作が安定的な事と合わせて、選ぶ価値が高まると思います。
Fire HD 8/PLUS を選ぶべきか、Fire HD 10 を選ぶべきか
『Fire HD 8/PLUS』の画面サイズは8インチです。 対して『Fire HD 10』の画面サイズは10.1インチとなっています。
画面の大きさの違いは表示させるコンテンツをどう楽しむかに関わる所だと思います。
雑誌を楽しむなら Fire HD 10
Fireタブレットなら、動画や音楽以外にも電子書籍を購入して小説や漫画なども楽しめるのですが、雑誌のような写真と文章が混在する書籍も多く読むなら断然『Fire HD 10』が快適だと思います。
僕は『Fire HD 10』を所有していないのですが、10インチサイズのAndroidタブレットを使っていて、雑誌を見る時は10インチのタブレットを使用しています。
雑誌を見る際、ページのレイアウトは大きな1枚の写真(画像)に対して小さな文字の文章、もしくは複数枚の写真(画像)に対して小さな文字の文章、といったレイアウトが多い為、8インチのタブレットだと拡大操作(ピンチイン)を頻繁にする煩わしさがあります。
10インチのタブレットなら、もともと画面サイズに比例して大きく表示されている為、拡大操作をする手間が8インチに比べて減ります。
雑誌購読で情報収集を頻繁にする方なら『Fire HD 10』だと より快適です。
また、漫画を読む際に10インチの画面サイズだと、横位置での表示が紙のコミック本を見開きにしたサイズ感に近いので馴染みやすく感じます。
10.1インチの画面サイズを活かして、場所を選ばずに2~3人程度で動画などを楽しむのにも丁度いい大きさだと思います。
1人で使うならFire HD 8/PLUS
個人的な使用で手に持って使う事が多いなら『Fire HD 8/PLUS』を選んだ方が良いと思います。
普段使っていて感じる事ですが、8インチのタブレットで動画を視聴する際、家族や友人など複数人で見る場合、みんなで肩を寄せ合ってのぞき込む様に使うのは暑苦しいので、テーブルなどに置いて、少し離れた所から見るの事になります。
すると、8インチでは画面が小さく見難い事(遠く感じる)と、有効な視野角が広くない為、左右の角度から見る人は画面が少し暗く見えてしまい、複数人で視聴するには向いていないと感じます。
というのが『Fire HD 8/PLUS』を使うなら個人用として使うのが快適だと感じる理由です。
また1人で楽しむ場合、ゴロ寝しながら使う事も多いのですが、10インチだと重量が500gあり重くて腕に疲れが出やすくなります。 355gとより軽い『Fire HD 8/PLUS』の方が取り回しが良く、リラックスした状態での使い方に合っていると思います。
複数人で見る事が多いなら「Fire TV Stick/4K」
『Fire TV Stick/4K』を使っていると“1人で使う分にはいらないな”と常々感じています。
例えば1人で映画を見る時、自分が最もリラックスできる姿勢でくつろげる場所が、大画面のテレビやPCモニターの前ではないというのが理由だと思います。
結局、8インチや10インチのタブレットを使い、見やすい距離感で画面を見て、ヘッドフォンで音を聴けば、アクション映画でも十分迫力を感じられますので、1人で視聴する際はラクだと感じるタブレットでしか映画をみていません。
ただ、複数人の時は『Fire TV Stick/4K』を使って大画面のテレビやPCモニターで視聴するほうが、みんながその場で思い思いのくつろぎ方で楽しめます。
個人利用で「Fire TV Stick/4K」を買うなら、テレビやPCモニターの前を1番リラックス出来る環境に整えれば使用頻度は高いかもしれません。
活字中毒ならkindle Paperwhite
ブラウザは使えますが、ネットサーフィンには向いていません。
黒白表示のみの電子ペーパーなので、スクロールの動きをシームレスに表現できません。
雑誌や漫画も一応読めますが、雑誌や漫画は画像データなので、小さな文字はピンチインで拡大表示しないと読めない事も多いのに、動作は若干もたつきます。
しかし、小説などのテキストデータなら超快適です。
紙の本と遜色ないどころか、紙の本より文字がくっきりとしていて見やすく、更に文字サイズを自分の好きな大きさに変更する事もできます。
防水仕様なので、お風呂にゆっくり浸かりながら読書を楽しむ時も濡れた手を気にせずページがめくれます。
重量は文庫本1冊よりほんの少し重く感じるくらいですが、小説などテキストデータのものなら数百冊~数千冊分もの本を持ち歩けます。
明るい場所なら画面のライトをOFFにしても紙の本と変わらない見易さで読めますし、夜間はライトをONにしても、目に向けてライトが点灯するわけではないので、眩しく感じずに読書ができます。
バッテリー持ちも1回の充電で数週間使えて、活字中毒には至れり尽くせりなアイテムです。
おわりに
Amazonの端末で初めて買ったのは『Fire HD 8(第6世代)』で、セールのタイミングを狙って5000円前後の価格で買ったのですが、タブレットとして基本的な事はこなせてしまうコスパのよさにすっかりハマってしまいました。
以降は「Fire HD 8」を含め「echo dot」や「fire TV Stick 4K」「kindle Paperwhite」などが僕のスマホの仕事を奪っていきました。
たまにふと思うのです。 「ハイエンドでバカ高い最新スマホいらなくない?」と……
そう思う度に、自分がハイエンドなスマホに興奮する変態だと気づくので、もうロマンやフェチズムだけで買っているんだなと、そんな自分に少し引きました。
Amazonがスマホを売りだしたら、僕はいったいどうなってしまうんだろう。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
コメントを残す コメントをキャンセル