アナグラのshinです。(前置きを飛ばして今すぐレビューを読む)
秋が近づくにつれてクリーム系の食べ物が食べたくなります。
気温が低くなるにつれて体を温める食べ物として“おでん”や“お鍋”“クリームシチュー”などが美味しく感じるから、その中でも個人的に一番好きなクリーム系のものが特に食べたくなる、という訳ではありません。
理由は、クリームシチューが好きなので真夏でも食べたい人間なのですが、数年前まだ暑い盛りの時期に、大鍋で大量にクリームシチューを作りました。 しかし一皿分だけ食べて、残った10皿分くらいの量を全て腐らせてしまった思い出があるからです。
鍋いっぱい、大量のクリームシチューが腐敗して放つ香りが醸し出すのはゲロそのものでした。
夏にたった1日、室温に放置した事が、大量の人工吐瀉物を生産してしまった原因です。
恐る恐る、鍋にオタマを差し入れると、きっとガスが発生していたのでしょう。 ポこん、と泡が弾けました。 その瞬間の爆発的なゲロ臭さは僕の心を暗く閉ざしてしまうほどでした。
努めて心を殺し、必死で自分は「処理班」だと言い聞かせながら汚物(クリームシチュー)を処理(廃棄)しました。
その出来事が心の古傷となっているにも関わらず、未だじゅくじゅくと生々しくてまだ乾きません。 おかげで暑い時期はクリーム系の食べ物を避けています。
それも夏の盛りをすぎるまでです。 朝晩が涼しくなるにつれて、何度も何度もえずき、ウミガメの産卵の如く涙を流しながらゲロを処理した記憶との結びつきも薄れてゆき、クリーム系が楽しめる様になるのです。
さあ! この記事ではセブンイレブンで販売されている冷凍パスタ「紅鮭とほうれん草のクリームパスタ」が美味しかったので、そのレビューになりまーす。
紅鮭とほうれん草のクリームパスタ
価格は321円(税込)です。403kcalで、1kcalあたり0.79円!
トレータイプなのでレンジで温めて食べるだけの手軽さから、洗い物の煩わしさがないのは嬉しいですね。
調理はパッケージのフィルムを点線の所まで剥がして、電子レンジで温めるだけです。
500wで5分20秒、600wで4分。 なんと! 1500wなら驚異の1分50秒。
出来上がった状態は、パッケージ画像と比較しても同じ具材量の見た目で、味への期待値が上がります。(盛り付け方が違うくらいの差だと思いました)
食べる前、シャバシャバの白いスープが入っているのが見えるのですが、スープとパスタを馴染ませるのと激熱なので冷ます目的で混ぜていると、だんだんスープがパスタに絡んで、若干モタっとしたクリームパスタらしい重さがでてきます。
食べてみると、あっさりよりのクリームパスタで、程よい塩気と濃厚すぎないクリーム感で上品な味だなと感じました。
ソースは生クリームと牛乳の風味がバランスよく感じられ、あっさりすぎず濃厚すぎない、クラムチャウダーのような味わいです。
そこに紅鮭とほうれん草です。 合わないはずはありません。 鬼に金棒と日本刀を持たせて鎧を着せたくらいの隙の無さ。(個人的にクリーム系のパスタが好きなだけ、という事です)
少し太めのパスタをフォークで巻き上げると塩気のある鮭と、くたっとしたほうれん草がもれなく付いてきます。
秋~冬の間はずっと店に置いていて欲しい。 いや、春先くらいまで置いててほしいです。 そう思えるくらいに好みの味でした。
クリームパスタが好きな方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
個人的には、クリームと相性がいいニンニクと半熟卵を加えて食べてみたいと思いました。
という事でやってみましょう。
鬼の紅鮭とほうれん草のクリームパスタ
巷では、おにぎりやパンに何やら過剰に付け足したものを「悪魔の〇〇」と言うそうですね。
そこまでではないにしても、セブンイレブンさんがせっかく作ってくれた商品に色々足すので、企業努力を無駄にする鬼の所業、という事で血も涙も無い「鬼の紅鮭とほうれん草のクリームパスタ」を作ってみます。
ジブリ作品は「の」が付いているとヒットするジンクスがあるそうです。(つ【風立ちぬ】)
2つ付いているので、きっと大ヒット間違いなしの組み合わせだと思います。
足すのは冷蔵庫で消費期限を迎えそうな温泉卵と、チューブのおろしニンニクと、チーズです。
「紅鮭とほうれん草のクリームパスタ」をレンジで温める際に、1分短めに温めます。
残りの1分は、おろしニンニクとチーズをパッケージの少し剥がした所から好みの量を投入しシャカシャカしました。(中のソースがシャバシャバなので、開け口を上にして指で押さえて、軽く振りまぜました)
そして再度1分レンジで温めたら、温泉卵を乗せて完成です。
チーズも温泉卵も端によってますが、どうせ混ぜてしまいます。
混ぜるとチーズと温泉卵がパスタに絡んで、かなりモッタリとしてボリュームがでました。
ざっくり味の感想を述べると、カルボナーラとグラタンを足して「紅鮭とほうれん草のクリームパスタ」の上品さをぶち壊した様な感じです。
もう少し詳しく説明すると、チーズを少し入れすぎたかもしれないのですが、塩気が強くなり、そこに温泉卵が絡んでまろやかに感じるのと、ニンニクの風味で元の上品さは無くなったものの力強くなり、次郎系クリームパスタといった趣です。
みなさんも、よければフォアグラやトリュフなどをちょい足しして自分だけの「鬼」を作ってみて下さいね。
おわりに
少し暑さが落ち着いてきたのか、昼間でも部屋のエアコンの利きが良くて、気づいたら寒くて体が冷えている事が出始めました。
寒さを感じると、クリーム系のものが食べたくなってくる丁度いいタイミングでセブンイレブンの「紅鮭とほうれん草のクリームパスタ」を見つけたので買って見たのですが、見事にハマってしまいました。
夜間、寝ている間の熱中症予防でエアコンをつけっぱなしにしているのですが、最近は朝起きると寒いので、朝食として食べている事が多いです。
冷えた体にクリーム系は染みますね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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