アナグラのshinです。
前回の続きで、最後に紹介するケースは DeffのDURO Ultra Slim & Light Case です。
このケースはXperia用、iPhone用、galaxy用など様々な機種に展開されているケースなので、アラミド繊維のケースを購入するか検討している方の参考になればと思います。
DeffのDURO Ultra Slim & Light Case
DeffのDUROはアラミド繊維という特殊な繊維を使用して作られたケースで、ロマンと見た目のカッコよさだけを求めて購入しました。
アラミド繊維は鋼鉄の5倍の強度を持ちながら非常に軽く、耐衝撃性、耐熱性、耐摩耗性、耐腐食性、耐水性、電気絶縁性などを高い水準で有し、工業用手袋から防弾チョッキ、防刃ベスト、宇宙船など、身近な所からシビアな環境まで幅広い活躍をしている素材です。
もうこの時点でロマンティックあげるよ! って感じがします。 ときめく胸にキラキラ光った夢をくれますよね!
しかし、ロマンとカッコよさだけで購入するには6000円を超える値段は高く感じ、Amazonのカートに入れては出すなんちゃって購入ごっこに興じていました。
しかしそれも、内閣府の「平成28年版 防災白書|アラミド繊維による補強の効果 「こぶし大」程度の噴石の衝突を高機能繊維により補強された屋根で衝撃吸収」の報告ページを見るまでです。
内閣府の防災情報ページに写真付きで掲載されており、その衝撃的な報告に僕はロマンで頭を殴られた様な気がした弾みで気づいたらDUROを購入していました。
だってメテオに耐えるケースですよ?
スマホ裸族も満足のフォルム
重さ11g、厚さ0.65㎜なので、装着しても裸のスマホとほぼ変わらないフォルムに幾何学模様のような柄を纏ったスタイリッシュな見た目が魅力的です。
アラミド繊維の仕様を調べると、最強に思える素材ですが、スマホケースとして落下の衝撃から本体を守ってくれるかというと少し不安があります。(仕様だけみると落下時の衝撃からも守られると勘違いしそうになります。)
現物は不安になるくらい薄くて軽いので、アラミド繊維が鋼鉄の5倍の強度といっても厚さ0.65㎜がスマホの落下衝撃からどれほど守ってくれるのか分からないのが現状です。
まだ落としたことがないです……
前回紹介したエレコムのZERO SHOCKは何度も落としてしまった事があり、ことごとく無事だった経験があるので信頼できるのですが、DeffのDURO Ultra Slim & Light Caseに関しては、まだ落とした事がないので落下による衝撃が本体にどれほど影響するのかは未知数です。
落下テストの結果があるわけでもないし、自分で試す勇気もないし……
耐衝撃性が高いと言う事は、落下による衝撃があった場合、素材が伸びたり縮んだり、たわんだりして衝撃を吸収するのですが、ケースに装着されたスマホ本体は耐衝撃性が低い物がほとんどなので、ケース越しに伝わった衝撃が本体にいく可能性を検証しきれません。(こわくて)
スマホ本体を守るには、ほとんどの衝撃をケースが吸収しスマホ本体には極力伝えない工夫が必要だと思うのですが、DUROはアラミド繊維の素材をケース型にしたといった感じで、それ以外に何か工夫のある物ではありません。
過去に、耐衝撃を謳った1.2㎜の薄いケースを使っていましたが、それを装着時にアスファルトの上に落としてしまった結果、衝撃を吸収したケース自体は無傷でした。
しかし落下によるたわみ等で伝わった衝撃で、ケースはスマホ本体をパージしました。 アスファルトの上には無傷のスマホケースと落下の衝撃でスマホケースから弾き飛ばされ地面に転がるスマホ本体の姿が……
という苦い過去があったので、見た目のカッコよさとロマン補給用として、それ以上は期待せず購入を決めています。(一応、一番気に入っていて使用頻度も一番高いケースです。)
またアラミド素材は熱伝導率が非常に低く、熱伝導率0.05W/mkで、身近な物でいうと、羊毛とほぼ同じ熱伝導率の低さです。
つまり羊毛で包んでいる様な感じですね。
スマホに高負荷が掛かるようなゲームや4Kでの動画撮影などさせると、廃熱がケースによって阻害されて、スマホ本体の熱が上がりやすい傾向がありますので、注意が必要だと感じます。
なんかメーカーさんが一生懸命作ってくれた物にケチ付けた感じになってしまいましたが、薄さとケース自体の丈夫さを両立した非常に良いケースである事は間違いありません。
ただアラミド繊維という特殊性にロマンコンボで過度の期待はしない方が無難だと思います。(鋼鉄の5倍の強度であって硬度ではないので、鍵なんかで擦ると簡単に傷もついてしまいますし…)
美しくカッコイイケースを新品の様な状態で長く保てる、そんなケースだと思います。
写真撮影時にフレア、ゴースト、モヤが出やすいです。
このケースを購入する際、気を付けなければならないのが、デザイン性とロマンを重視してか、カメラ周りの加工が銀メッキの縁取りになっている点です。
この銀メッキ部分からの光の反射で、フレアやゴースト、薄いモヤの様なものが写り込む事が多くなります。
撮影時の失敗を避ける為には、撮影後フレアやゴースト、モヤの有無をチェックして、有りの場合は光の差し込む角度に気を配りつつ取り直すなどの対応が必要になります。
まとめ
二回に渡ってスマホケースのレビューをさせて頂きましたが、他人に勧めるならエレコムのZERO SHOCKです。 個人的に一番気にって使っているのはDeffのDUROですが、その日の用途や持っていく鞄によって付け替えて使用しているのが現状です。(旅行でスマホでの写真撮影が多い時はZERO SHOCKにつけかえるなど)
紹介したケースは、スマホ落下時を念頭に選んだものなので、どれも一定の衝撃吸収性はあるものです。
紹介した物以外にも、スマホケースは各社から様々なデザインや機能性のものが販売されているので目移りしてしまいますが、スマホ落下時の保険として焦点を絞ってケースを選んでみると、以外に気に入ったデザインと機能性を兼ね備えた自分にあったスマホケースが速く見つかるかもしれませんね。
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